三渓園

昨日は午前中から横浜の関内に出かけて横浜プロモーションはどうすべという企画会議に出る。会議終了後、同席のH翁が三渓園へ行くというので、J保さんと一緒にくっついて行くことに。
三渓園の最寄り駅は根岸らしいけど、山手からの道なら知っているというので山手駅で下車。それから徒歩で三渓園を目指す。
バス待ちの小学生の団体とすれ違っては「いいところの子供っぽいねえ」、住宅を見れば「なんか嘘っぽいなあ」、建設中のマンションを見れば「後ろの崖が崩れるよねえ」、”おじいちゃんの店”というシチュー屋を見つければ「歯がなくても食える」などと言いながら歩く。歩く。目指す。歩く。目指す。迷う。目指す。歩く。・・・着かね〜ぞ〜

やっと着いた。結局、山手駅から1山越えるというルートだったのだ。
で、三渓園はなかなか面白い庭園で、古い別荘のテーマパークみたいなもんですね。由緒有る別荘やお茶室なんかを購入して移築しちゃっているわけですよ。でも、その別荘というのがどれも重要文化財というもので、財をもった人がやることはスケールが違いますね。チョコエッグの大人買いなんてかわいいもんですよ。
そういう人がいるから文化が保護されているというのもヘンな話とは思いながらも、結果的にそうなっているのだから、あながち悪い趣味では有りません。由緒とかなんかをヌキにしても建物は姿が良く、敷地が広くて手入れも行き届き、今はちょうど白梅と水仙が咲いているというように、庭園としてもなかなかのスポットではないかと思います。そうそう、鳥も見れます。蓮池にはマガモ、カルガモ、コガモ。中池にはキンクロハジロ(もしかするとスズガモだったかも)。梅にはメジロがいましたね。
三渓園を作った原という人は日本画家でもあるらしく(財を投げ出して戦後の横浜復興に尽力したエライ人でもあるらしい)、原氏の作品を見れる展示室が有り、企画展として平山郁夫のアフガンの仏像画の数々を見ることができました。

さすがに帰りも歩きはキツイよと3人でタクシーに。最寄りの根岸駅へ。
あれ?根岸駅も遠いよ〜。三渓園へは歩いていくもんじゃありません。