民間人も「戦地」へ―テロ対策特別措置法の現実

北ビルマ、いのちの根をたずねて 単行本 - 2000/4 吉田 敏浩  (著)

宇宙樹の森―北ビルマの自然と人間その生と死 単行本 - 1997/12 吉田 敏浩  (著)

高野 秀行 著「西南シルクロードは密林に消える」に、著者がビルマの奥地を西南シルクロードを探してさまよう以前に、日本人でこの地に長期滞在した人が居たとあった。その人、吉田 敏浩さんの著作。納豆をはじめとする照葉樹林文化の食習慣、男女の間で歌われる歌垣のようなもの、などなどの記述が読後の記憶に残る。高野氏がビルマ奥地でジャングルから村に出たとき、牛車が行き交う風景を見て「平安時代だ」と感じたそうだが、時代が違うだけで文化や習俗は同じぽい、タイムマシンか!と思ってしまう。今のわたしたちはこんなになっちゃってるけど、ほんとはこうだったんじゃないの?的なロマンがある。

民間人も「戦地」へ―テロ対策特別措置法の現実 (岩波ブックレット (No.594)) 単行本 - 2003/4/24 吉田 敏浩  (著)

amazonの吉田敏浩さんの著者ページを見て気になって、岩波ブックレットを読んでみました。戦地へ行かされるのは自衛隊だけじゃない。民間の軍需産業に従事する技術者も、武器や軍備施設の修理や調整で派遣されるのね。軍事機密なので、誰にも知らされず派遣される。拒否は出来ない。自衛隊に入ってなければ関係ないってもんじゃないのね。

人を

これはまだ読んでいないけど、「優生思想」ってのはどこから出てくるのか、知りたい。