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2007年6月 アーカイブ

2007年6月 3日

3.1 配列の操作(1)

■配列演算子[]を使う
配列を利用すれば、複数の値を1つの値としてまとめて取り扱うことができて便利です。配列は配列演算子[]を使って作ることができます。値をカンマ(,)で区切り、[]で囲みます。たとえば、次のように配列を作ります。データ型はArrayを指定します。

例:
var myValue:Array = [2, 5, 3, 10, 99];
var myColor:Array = ["red", "green", "yellow"];
var weekj:Array = ["日", "月", "火","水", "木", "金", "土"];

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2007年6月 9日

3.1 配列の操作(2)Arrayクラスを使う

■Arrayクラスを使う
本来、配列はArrayクラスのインスタンスとして作ります。次のスクリプトはこれまでの例で配列演算子[]で作ってきたmyValue、myColor、weekjの配列をnew演算子を使ってArrayクラスのインスタンスとして作っています。

例:
var myValue:Array = new Array(2, 5, 3, 10, 99);
var myColor:Array = new Array("red", "green", "yellow");
var weekj:Array = new Array("日", "月", "火", "水","木", "金", "土");
配列の値の個数を調べたり、値の追加や削除、並び替えるといった操作は、Arrayクラスのプロパティとメソッドを利用します。配列の操作はプログラミングにおいて大変重要な役割があります。そこで次にArrayクラスのプロパティとメソッドの使い方を簡単に説明します。なお、ActionScript2.0とActionScript3.0では利用できるメソッドが少し変わったので注意が必要です。

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2007年6月10日

ピクセルディゾルブsample

AS3.0は難しくなったという印象があるかもしれませんが、簡単にできるようになったこともあります。たとえば、TransitionManagerクラスやTweenクラスを使うと映像効果やトゥイーンを簡単に作ることができます。たとえば、読み込んだ写真をピクセルディゾルブで表示するなんてことが簡単にできます。

pixelDissolve.jpg

2007年6月12日

3.1 配列の操作(3)配列の一部を切り出す

■配列の一部を切り出す slice()、splice()
配列の一部を切り出すメソッドにはslice()とsplice()があります。slice()は元の配列の値を複製して新しい配列を作るのに対し、splice()は元の配列から値を抜き取って新しい配列を作ります。splice()の場合は元の配列が変化します。
次の例はslice()を使って新しい配列を作り出しています。slice()にはslice(startIndex,endIndex)のように、元の配列から取り出す先頭の位置と最後の位置を引数で指定します。ただし、slice(2,5)ならば2、3、4のように5番目を含まないので注意が必要です。 次の例では配列allMembersから2、3,4番目の値を複製して新しい配列selectMembersを作成します。元の配列allMembersの中身はそのままで変化しません。配列は0番目からカウントするので、2、3,4番目は"c"、"d"、"e"になります。

[:sample:] slice-1.fla
例:
var allMembers:Array = new Array("a","b","c","d","e","f");
var selectMembers:Array = allMembers.slice(2,5);
trace(allMembers);
//出力:a,b,c,d,e,f
trace(selectMembers);
//出力:c,d,e

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2007年6月17日

Flash プロフェッショナル・スタイル CS3対応

ぼくの本じゃないんですが、こんな本が出るそうです。(予約受付中)
Flash プロフェッショナル・スタイル CS3対応
毎日コミュニケーションズ
4839923175

2007年6月19日

3.1 配列の操作(4)配列を複製する

■配列を複製する slice()
配列は数値などと違ってオブジェクトなので、複数の同じ値をもった配列を作りたい場合などでは複製において注意が必要です。たとえば、次の変数a、bには最初は数値の5が入っています。bの値に3を加算するとaは5のままでbだけが8に変化します。つまり、b = aの式ではaに入っている5がbに複製されこの時点では両者共に5になりますが、a、bの値はこの後で変更しても互いに影響を及ぼしません。

[:sample:] duplicate-1.fla
例:
var a:int, b:int;
a = 5;
b = a;
trace(a,b);
//出力:5 5
b += 3;
trace(a,b);
//出力:5 8

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2007年6月21日

3.1 配列の操作(5)配列を連結する

■配列を連結する concat()
concat()は複数の配列を連結して1つの配列を作るメソッドです。次の例は配列alistにblistとclistを連結しています。

[:sample:] concat.fla
例:
var alist:Array = new Array("a","b","c");
var blist:Array = new Array("m", "n");
var clist:Array = new Array("x","y", "z");
alist = alist.concat(blist, clist);
trace(alist);
//出力:a,b,c,m,n,x,y,z

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2007年6月26日

「新しくなったイベント処理」を追加しました

ActionScript3.0ではイベント処理の考え方が大きく変わりました。イベント処理については章を裂いて詳しく解説しますが、その前に誰もがスグに知りたいところを簡単にまとめて先に紹介することにしました。本を開けてパラパラってめくった最初のあたりに書いておきましたよ。(^ ^)v

1.2 新しくなったイベント処理


2007年6月29日

3.1配列の操作(6)配列を検索する

■配列を検索する indexOf()、lastIndexOf()
配列の値を検索したい場合には、すべての値を総当たりでチェックしなければならない場合もありますが、単純に値が含まれているかどうかがわかればよい場合があります。そのような場合にはindexOf()、lastIndexOf()のメソッドが便利です。
indexOf()は指定した検索開始位置から後ろを検索して最初に見つかった位置を返します。lastIndexOf()は指定した検索開始位置から手前に検索して最後に見つかった位置を返します。検索開始位置を省略するとindexOf()は最初から探し、lastIndexOf()は最後から探します。どちらのメソッドも検索の結果見つからなかった場合には-1が返ってきます。
なお、開始位置をマイナスで指定すると後ろから位置を数えます。-1が最後の位置になります。

例:
var vlist:Array = new Array("a","x","b","a","x","b","x");
trace(vlist.indexOf("x",0));//出力:1
trace(vlist.indexOf("z",0));//出力:-1
trace(vlist.lastIndexOf("x",-1));//出力:6
//開始位置を省略
trace(vlist.indexOf("b"));//出力:2
trace(vlist.lastIndexOf("b"));//出力:5
//途中の位置から検索
trace(vlist.indexOf("x",2));//出力:4
trace(vlist.lastIndexOf("b",-3));//出力:2

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About 2007年6月

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