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importの利用

クラスを指定するたびにパッケージ名を指定するのでは、複数のクラス定義ファイルを利用したり、パッケージ名が長い時にスクリプトが読みにくくなります。
importキーワードを使えば、使用するクラス定義ファイルが入っているパッケージ全体を前もって読み込んでおくことができ、クラス定義ファイルを呼び出すときにはクラス名だけで呼び出せるようになります。
importはクラス定義ファイルの中だけでなく、フレームアクションでも利用できます。importをフレームアクションで使用した場合は、importが有効な範囲はそれを呼び出している現在のスクリプトにのみ適用されます。別のスクリプトに移った場合には再びimportを実行しなければなりません。
次の例は、あらかじめ2つのクラス定義ファイルをimportしているので、それ以降でクラス名を指すときにはパッケージ名が必要ありません。

フレームアクション:
//利用するクラスファイル定義をあらかじめimportしておく
import pets.Hana;
import pets.Taro;
//Hanaクラスのインスタンスを作る
var hanaObj:Hana = new Hana();
//Taroクラスのインスタンスを作る
var taroObj:Taro = new Taro();

同じパッケージ内にあるクラス定義ファイルを指定する場合にはワイルドカードの*が利用できます。pets.*のようにすれば、petsフォルダにあるすべてのクラス定義ファイルを読み込むことができます。この場合、実際に読み込まれるのは参照されたファイルだけなので、利用しないファイルまで読み込まれてファイルサイズが肥大化する心配はありません。

sample→ ex04-01/importフォルダ

フレームアクション:
import pets.*;
//Hanaクラスのインスタンスを作る
var hanaObj:Hana = new Hana();
//Taroクラスのインスタンスを作る
var taroObj:Taro = new Taro();

投稿者 oshige : 2005年2月21日 11:18