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クラスパス

クラス定義ファイルを使うには、Flashのコンパイラが探せるようにクラス定義ファイルを保存してあるディレクトリを登録しておく必要があります。このクラス定義ファイルを保存してあるディレクトリの一覧をクラスパスと呼びます。
クラスパスにはドキュメントレベルのクラスパスとグローバルなクラスパスの2つがあります。コンパイラは最初にドキュメントレベルのクラスパスを検索し、そこで見つからなければグローバルなクラスパスを検索します。ドキュメントレベルのクラスパスはパブリッシュ設定のFlashタブにある[ActionScript設定...]で設定します。

図4-1-9 ドキュメントレベルのクラスパスは、パブリッシュ設定のFlashタブにある[ActionScript設定...]で設定します。初期値は空になってます。

初期値の設定ではドキュメントレベルのクラスパスは空なので、通常はグローバルなクラスパスを検索します。グローバルなクラスパスは編集メニューの環境設定のActionScript設定にある[ActionScript2.0設定...]で設定します。初期値ではクラスパスが2つ設定してあり、その1つはドット(.)すなわち、現在のドキュメントを保存しているフォルダになっています。したがって、クラス定義ファイルとFlashムービーファイルを同じフォルダに保存すれば、クラス名だけでクラス定義ファイルを読み込むことができるわけです。


図4-1-10 グローバルなクラスパスは、環境設定のActionScript設定にある[ActionScript2.0設定...]で設定します。


もう1つのクラスパスは、Windowsでは各ユーザーのアプリケーションフォルダのMacromedia/Flash MX 2004/ja/Classesフォルダ、Mac OSXでは各ユーザーのLibrary/Application Support/Macromedia/Flash MX 2004/ja/Configurarion/Classesフォルダになっています。このクラスパスには標準のActionScript2.0のクラス定義ファイル(クラスライブラリ)があります。

投稿者 oshige : 2005年2月21日 11:16