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チューブトレーニングで四十肩リハビリ

ぼくがやっているチューブトレーニングをイラストにしてみました。参考にしてみてください。
チューブの端をドアノブに結んでひっぱるトレーニングです。痛みに応じて無理せずやってください。
肩が痛くない状態で行うとどこに効いているかわからないかもしれませんが、痛いときにやると「ここかー」って感じで負荷がかかる場所が変化するのがわかります。チューブトレーニングは四十肩の予防にもなると言うことなので、痛くないほうの腕でもやると体全体のバランスがとれると思います。

1.正面を向いて体の横に引っ張る
ドアに結んだゴムを手に持ち、ドアの正面を向いて繰り返し引っ張ります。歩くときの腕の振りと同じです。
腕を伸ばしたまま引っ張り、疲れたら肘を曲げて引っ張ってみてください。腕の力だけで引くと上腕から肩が引っ張られ、腕を伸ばしたまま体をひねるように引くと背筋に負荷がかかるのがわかります。

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2.横を向いて体の前で交差するように引っ張る
ドアに対して90度向きを変え、自分の体の前で腕を横に引っ張ります。続いて、まったく同じ動作を逆向きで行います。ドアを右側にして引っ張っていたならば、今度はドアを左側にして引っ張ります。
体の向きを変えるだけで引っ張る方向が変わり、使う筋肉が違うことが(痛みで!)わかると思います。

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3.握りを逆手にして引っ張る
鉄棒の握りの順手と逆手のようにゴムの持ち方を逆手に変えて1,2の体操を行います。ゴムの持ち方が変わっても使う筋肉が違ってくるから驚きです。

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4.お腹に向けて引っ張る
ドアに対して正面を向き、お腹に向けてゴムを繰り返し引っ張ります。ドアに結んだゴムをお腹に突き刺す動作になります。この動作は意外とキツイので無理しないでください。


5.後ろ向きになって引っ張る
ドアに対して後ろ向きになってゴムを引っ張ります。1と似てますが、腕の表と裏って感じで、使う筋肉がまったく違ってきます。

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6.肩の上に引っ張る
ドアに対して正面向きで、肘を曲げて肩の上に引っ張り上げます。左手で引っ張っているならばヤリを左肩に担ぐような感じです。左肩に向けて引っ張ったならば、次は右肩に向けて引っ張ります。腕が上がる人は頭の上に向けて引っ張る運動も途中で入れるといいですね。

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7.後ろ向きになって肩の上に引っ張る
6の動作をドアに対して後ろ向きになって行います。どちらも肩に向けて引っ張る動作ですが、腕の表と裏って感じで使う筋肉が違います。

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コメント

このサイトをもっと早く知っていたら...

整形外科に通ってますが,診断と,ヒアロルンサンの注射はしてくれますが,どんな風に運動するか全く教えてくれませんでした.ただ,動かしなさい,というだけ.結局サイトで調べ,運動を始めましたが,ちょっと遅かったよう.なかなか,直りません.チューブを自己流でも使用していましたが,参考にさせていただきます.

それにしても,イラスト,上手ですね.

こんにちは.今日整形外科へ行ってきました.今日は肩専門のお医者さんが診てくださるというのでいつもとは違う先生に診てもらいました.その結果,,,早く直すなら
「関節鏡視下手術(内視鏡手術)」もありますよ,といわれてしまいました.痛みも腫れもなくなっているのに,可動域がほとんど変わらない,結構重症の部類に入るそうです.でもねえ,いきなり手術といわれてもねえ.入院して,そのあと集中リハビリを受けなくてはならないらしいし..1ヵ月後にまた診察を受けるのでそれまでに決めなくてはなりませんが,ちょっとパニックになってます...

うぁ〜、手術となると大変ですね。でも、逆に考えれば手術という方法も残されているということですよね。
子供の頃に腕を骨折してギプスをしていたことがあるんですが、骨折も骨がつながる代償としてフローズンショルダーと同じ現象が起きます。で、辛いリハビリをやりました。暖めて伸ばすという繰り返しを根気よく続けました。たぶん、これと同じリハビリが必要なんだと思います。めげずにがんばってください。

早速のレス,ありがとうございます.そうですか,骨折の時もリハビリが必要だったのですね.
私は骨折経験がなく,今まで一番痛い痛みは親知らずの歯を抜いた時くらい..「痛みへの感受性」が鋭いかどうか手術を決める判断のひとつになると言われました.でも,経験したことがないことを想像するのも難しくて...あと1ヶ月真剣にリハビリをしてそれでも成果がかんじられないよであれば,手術も考えようと今は思っています.