2011年9月アーカイブ

2011年9月26日

人の観測が情報に影響を与える

情報は見る人によって変化します。それは人ぞれぞれで情報の受け取り方が違うということも意味しますが、情報は「情報+見ている人」という塊でパッキングされてしまう点にも注意が必要です。つまり、同じ情報でも見ている人が変われば、全体の情報が影響されてしまうわけです。

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データと情報と複数の結論

念のために「データ」と「情報」の違いについて書いておきましょう。簡単にいえば、データとは「情報の素材」。データ自体には、それがいい値とか悪い値とかの判断はありません(あるのはデータを観測したときの精度と確度です←これも大事な事ですね)。

このデータを解析して意味付けしたものが情報です。つまり、情報の価値は「データ+意味づけ」によって決まります。そして、その情報を元に結論が導かれて行動や判断が行われるわけです。同じデータを元に複数の情報が生まれて複数の結論が導かれるのは道理であって、もしそうなっていなかったらどこかが間違っています。

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ただ、「結論がたくさんあったら結論じゃない!」という指摘はもっともです。情報から導かれた複数の結論は、言うなれば「仮説」であって予測の域を出ていないとする方が受け入れやすいというか現実的です。ならば、それが正しいかどうか検証しましょう。そのためには行動です。


2011年9月20日

共有と隠蔽(コンテンツの憂鬱)

共有情報は元々は誰かのオリジナル情報であって、情報を共有しようと共有を開始しても、実際にはすべての情報を共有するのは困難なこと。結果的につながったまま外からは見えない情報が隠蔽されたかたちになり、共有という安心感とは裏腹な結果を産み出してしまう。




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2011年9月18日

言葉には尾ひれが付きやすい

言葉には尾ひれが付きやすい。
ふらふら彷徨っているうちに言葉は省略され、補足され、修飾され、誇張され、誤解され、言い換えられ、間違えられる。

でも、言葉をしばらく放って戻ってきたら尾ひれが付いてるって得してない?
磁石で砂鉄を集めるように、強力な言葉で大きな尾ひれを集めよう。

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2011年9月16日

情報を集める作業


情報を集めたいと思ったら、不足している情報を補充し、間違った情報を正し、不確定な情報を検証し、集めた情報を索引化する作業を繰り返そう。

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2011年9月15日

YES/NO分岐

YES / NO分岐を繰り返すこの方法は、逃れられない運命を感じさせたり、論理な分析結果を期待させる効果がある。

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順番が価値を変える

個々には同じものでも、出会った順番、実施した順番で意味合いが変化するという話。
先に謝るか、後から謝るかといったことでも結果が違ってくる。

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並べ方が意味を持つ

集めたデータがもつ価値は、データの並べ方で大きく変化するという話。データを並べるセンスが情報価値を決めると言っても過言ではない。

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選択することで生まれる情報

提示されたメニューから選択する行為では、選択されたものだけでなく、選択されなかったものにも意味があるという話。選択することで情報が発生する。

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抽出したデータを評価する

視聴率などのように無作為に抽出したデータを評価する手法。
わからない事象に直面したら、サンプリングからはじめてみるとよい。

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関係に価値がある

個々のデータが持つ意味や価値ではなく、データ同士の関係性に価値を見いだすという話。
AとBが知り合いである。BとDが兄妹である。CはBの先生であるといった関係に着目。
独立した事象も関係性に着目すると因果関係が隠れていることがある。

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基準を設けた評価

基準、ルールにもとづいて評価して適合値をもとめる作業。
どんなに母数が多くても適合ゼロかもしれないし、数個の中から適合するものに行き当たるかもしれない。
ここで大事なのは評価基準とテストの実施方法。

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共有から私見への変化

同じ値を共有して手にしても、実は個人ごとに受け取り方が少しずつ違ってきます。
共有することで変化するダイナミクスこそがまさに共有する意義と言えます。共有作業を同じ値のコピーととらえるとつまりません。


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互いに影響する

Aを刺激するだけでBが変化するという話。逆に言えば、Bが変化しないようにAを刺激することも難しい。
人と人、社会と社会、情報と情報も刺激し合う。

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多数と少数

多数派と少数派、どちらに価値があるかと言えば、それはどちらとも言えるという話。
母数が多いときほど、特異に思える少数に目を向けることで全体の特性が見えてくる場合がある。

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選択と比較の繰り返し

オーディションは選択と比較の繰り返し。
現在手元に集まっている値の中から最も優れているものを探し出す手法。
最後に残ったものは(その時点において)勝ち上がったという評価が付加される。


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ゆるく結びつけておく

情報同士はゆるく、ぼんやりと連携させておくほうがよいという話。現状の情報(データ)で判断して固く結びつけると情報の柔軟性が失われてしまう。情報は変化し、動いていることを忘れずに。

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AからBへ遷移する

人は思わぬルートから次の情報へ遷移するという話。
Webページの遷移で考えるとわかりやすい。

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個人情報

個人情報というものにはどんなものがあるのでしょうか?
それをちょっと整理してみました。
学歴、病歴などが個人情報になるというのは一般的に知られるところ。そして最近では行動ログという個人情報にも注目です。話題のカレログはここに入りますね。
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2011年9月12日

人は何からできている?

「人の欲求段階」「人は選択と消費からできている」というアプローチを広げて、人は何からできているのかを考えてみる。人を相手にビジネスするために、人と一緒に暮らすために人を設定する作業です。

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ライフログる

ライフログを録るのはなぜでしょう?ライフログを楽しみはどこにあるのでしょうか?ライフログはどのようにマネタイズされていくのでしょうか?長い話になりそうです。
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愛の砂場

愛の砂場という言葉を思い付き、愛について考えてみました。(^_^)

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2011年9月 7日

多くの人は寝ている

みんなは何をしているのだろうと考えたところ、多くの人は寝ているのではないかと思い当たりました。


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