スクリプトの種類と設定する場所
ActionScriptスクリプトは、フレームに設定するフレームアクション、インスタンスに設定するオブジェクトアクション(ムービークリップアクション、ボタンアクション)、そして外部ファイルのActionScriptファイル(ASファイル)に分けることができます。これらの違いはムービーの構造や目的によって使い分けますが、いずれの場合もスクリプトはアクションパネルを開いて書き込みます。(スクリプトの種類→p.??)
・アクションパネル
アクションパネルはウインドウメニュー>開発パネル>アクションを選択して開きます。プロパティウインドウを表示している場合には、パネルの右端に[このオブジェクトのActionScriptの編集]ボタンをクリックして選択しているオブジェクトのアクションパネルを表示することもできます。
note:
Flash MX 2004からはノーマルモード/エキスパートモードの切替はなくなりました。
図2-1-1 アクションパネルを開く。
ActionScriptのメソッド名や演算子などのエレメントはアクションパネル上部のツールバーに並んでいる[スクリプトに新規アイテムを追加...]メニューから選んで入力できます。または、パネルの左の欄のツリーでダブルクリックして入力することもできます。
図2-1-2 ActionScriptのエレメントはメニューや左の欄のツリーから選んで入力できます。
・ActionScriptファイル
ActionScriptファイル(ASファイル)はActionScriptを書いた外部ファイルです。ASファイルには、コンパイル時に#includeアクションでスクリプトに読み込む単純な外部ファイルとしての役割とActionScript2.0のクラス定義で利用するASファイルという2つの役割があります。
ASファイルは拡張子に.asを付けて保存したテキストファイルですが、Flash MX 2004 Professional版ではASファイルを新規作成でき、アクションパネルを使ってコード入力やエラーチェックができます。ASファイルは一般のテキストエディタで作っても問題ありません。
・スクリプトの書き出しと#includeアクション
アクションパネルでスクリプトを選択して反転させ、アクションパネルの右肩にあるポップアップメニューから[スクリプトの書き出し...]コマンドを実行すれば、選択しておいたスクリプトがASファイルとして書き出されます。
逆に、test.asファイルとして書き出しておいたASファイルならば、
#include "test.as"
と書けば、この位置にスクリプトが読み込まれます。行末に;を書かない点に注意してください。この位置に読み込むASファイルの最終行は改行するか;を付けます。長いスクリプトや汎用性のあるスクリプトはASファイルとして書き出しておくと流用などが効率よく行えます。
note:
ActionScript2.0のクラス定義ファイルはクラスパスで参照するので、#includeアクションで読み込む必要はありません。
投稿者 oshige : 2005年02月09日 11:55
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://oshige.com/mt/mt-tb.cgi/1092