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コードヒント
ビルトインクラスの名前をタイプするとコードヒントが表示されます。コードヒントは、そのオブジェクトで利用できるメソッド名やプロパティ名のリストになっています。候補リストの中からメソッドやプロパティを選びたい場合には、アルファベットを続けてタイプして名前を選択します。選択されたところでreturnキーを押せば確定します。上下の矢印キーで候補を選ぶこともできます。コードヒントが表示されるタイミングは、Math.やArray.のようにクラス名に続いてドットをタイプしたときです。
図2-1-3 クラス名に続いてドットをタイプするとコードヒントが表示されます。
・コードヒントを閉じる・表示する
コードヒントを閉じるにはコードヒント以外の位置をクリックするかESCキーを押します。カッコが必要なエレメントのコードヒントでは)をタイプします。消えたコードヒントを再び表示するには、スクリプトパネルにある[コードヒントの表示]ボタンをクリックします。ctrl+スペースバーでも表示できます。
・オブジェクトの厳密な型指定によるコードヒント表示
ActionScript2.0ではオブジェクトのデータ型を厳密に指定できます。ビルトインクラスのデータ型を指定すると、変数名をタイプした場合にコードヒントが表示されます。データ型指定を行う式を記述する際にも変数名に続いて:をタイプした時点でコードヒントが出ます。(厳密な型指定→p.??)
図2-1-4 厳密な型指定を行うとコードヒントが表示されるようになります。
・接尾辞によるコードヒント表示
変数のデータ型を厳密に指定しなくても、ビルトインクラスについてはmy_array、my_mc、my_btnのようにオブジェクト名の接尾辞を次のものにすればクラスに応じたコードヒントが表示されます。
ビルトインクラス 接尾辞
Array _array
Button _btn
Camera _cam
Color _color
ContextMenu _cm
ContextMenuItem _cmi
Date _date
Error _err
LoadVars _lv
LocalConnection _lc
Microphone _mic
MovieClip _mc
MovieClipLoader _mcl
PrintJob _pj
NetConnection _nc
NetStream _ns
SharedObject _so
Sound _sound
String _str
TextField _txt
TextFormat _fmt
Video _video
XML _xml
XMLNode _xmlnode
XMLSocket _xmlsocket
図2-1-5 接尾辞を利用したコードヒント。
・エレメントのコードヒント
if、do whileなどのカッコが必要なエレメントでは、if(のように(をタイプした時点で書式のコードヒントが表示されます。forのようにパラメータを必要とするエレメントではfor(とタイプした時点でパラメータの書式が示されます。このとき、複数のパラメータの与え方がある場合には「1 of 3」のように複数の書式が表示され、その中から矢印ボタンをクリックして選ぶことができます。矢印ボタンのクリックはctrl+→、ctrl+←でも行えます。
図2-1-6 エレメントの書式のコードヒント。
また、Escキーに続いてifとタイプするだけでifの書式が入力されるというように、Escキーを組み合わせたショートカットがあります。アクションパネルの[表示オプション]メニューの[Escショートカットキーの表示]をチェックしておくと、どのような組み合わせが利用できるのかが表示されます。
・コメントによるコードヒント表示
コードヒント表示が行われるように、コメントを利用してオブジェクトのデータ型を指定することができます。ただし、これは勧められる方法ではありません。
図2-1-7 コードヒント表示の目的でコメントを利用してデータ型を指定する方法。
投稿者 oshige : 2005年02月09日 12:03