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リングフォーメーションの意味

「日本の伝統音楽『楽器編』」は「インターフェースを懲りすぎ!」という声もありますが、実際ぼくも作りながらにコレでいいのか?と思ってましたが、できあがってみるとなかなか考えられていると思えてきました。

wagakki_ring.jpg
箏(こと)の楽器データ

「楽器図鑑」ではリング状にアイテムが並ぶデザインが使ってあります。リング状になっていることから、
1.ぐるっと回ることがわかる。
2.データの要素の種類と量を一度に俯瞰(ふかん)できる。
3.要素にダイレクトにアクセスできる。
4.マウス操作だけでデータを選べる。

リング状に並んだアイテムは、詳しく観たいアイテムを選ぶインターフェースである以前に、選ばれた楽器の属性データでもあるという点にも着目してください。それが2番の意味です。
これに比較し「演奏図鑑」というコンテンツはアイテムが直線的に並んでいます。リニア状であることから、アイテムの並びには順番があり、1個ずつ順に見てくださいということを示しています。
通常、これぐらい大量のデータをもったデーターベースをブラウジングするには、それなりのコンピュータリテラシーが必要ですが、「楽器図鑑」ではとりあえず興味の向くままに触っているだけで多くのデータに触れることができるかと思います。全体的にボードゲームの感覚(自分の持ちカードをひろげる感じ)で作ってあり、アニメーションのコンセプトは昔のゲームのゼビウスなんですよ。

リングフォーメーションの習作
test-ring1.jpg

リニアフォーメーションの習作
linear.jpg

投稿者 oshige : 2006年04月10日 11:26

コメント

リングフォーメーションを実践で使いたくて、Flash ActionScript2.0 入門完全ガイド+実践サンプル集を購入しましたが、サンプルが載っていなかったので困っています。1から組み立てて作れるほど技量がないので、ほかの書籍に例が入っていないでしょうか?お教えください。

投稿者 ミヤ : 2006年06月30日 20:46

残念ながら、ここで紹介しているような動きをするサンプルはみたことがありません。ぼくの次の著書では紹介したいと思っているんですが・・・
要望が多いようならばこのサイトでflaファイルをダウンロードできるようにしますけど、解説なしでもいいですかね。
円に配置、楕円に変換、クリックしたところから正面へ移動、スピードの調整、スケールの変更など、段階的にみないとわからないのではないかと思うわけです。

投稿者 yo.oshige [TypeKey Profile Page] : 2006年06月30日 23:52

oshige様、ミヤです。コメントありがとうございます。
解説なしでもFlash ActionScript2.0 入門完全ガイド+実践サンプル集片手にチャレンジしてみますのでリニアフォーメーションの習作flaをアップしていただければ、大変嬉しいです。もちろん次の著書も楽しみにしております。

投稿者 ミヤ : 2006年07月03日 01:49

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