初心者にピッタリ
この本はプログラミングの経験がまったく無いという人がスラスラ読める本ではありません。でも、とりあえず簡単なアプリを試したいのならこの本はピッタリ!
Xcodeでの手順がステップを追って書いてあり、図には番号もふってあります。アプリがなぜ動くのか、コードの意味は?といった疑問は、いくつかのアプリを作っているうちに自然にわかってくるでしょう。全部の意味がわからなくても、プログラムコードは何しろ目を通すことが大事です。何事も習うより慣れろです。
初心者を卒業しようとしている人にピッタリ
もしあなたが真似するだけの本では物足りないと感じるようになったならば、この本がチャレンジにピッタリです。本文だけでなく、コードにも細かく説明を書き込みました。
クラスの継承や拡張、アクセス権など、オブジェクト指向プログラミングの本質的な部分に触れてみましょう。これまでにやっていたことの意味がより深く理解できるはずです。自力でクラスリファレンスを読み解く力が備わることを約束します。Swiftのシンタックスにも深く迫ります。読み応えのある内容です。
中級者にピッタリ
プログラミング中級者にとって、まさにこの本はピッタリです。Swiftのシンタックスをさらさらと風のように読み進めることができるでしょう。そしてところどころで「なぬ!」「おおっ!」と唸りますよね。iOS8で追加された機能やSpriteKitについても再確認してみてください。目を見張る発見があるかと!
Objective-C入門ノートからSwift入門ノートへ
iOS6、iOS7と詳細!Objective-C iPhoneアプリ開発入門ノートの2冊を経て、今回Swiftの入門ノートを出すことができました。僕自身がObjective-Cの初心者だったので、迷いながら学んだことを書き留めるように1冊目を作りました。2冊目ではだいぶ理解が進んでひとつ階段を上った感じです。
しかし3冊目の入門ノートは、Swift! (@_@;;
砂の城を崩すようにゼロからのスタートなのかと思っていましたが、実際にはObjective-Cで学んだことが大変役立ちました。確かにObjective-Cで3冊目だったならば、より詳しく広い範囲で濃い内容へと書籍を育てて行けたかもしれませんが、Swift本を最初から書いたことでそれ以上の収穫があったと思っています。
Objective-C入門ノートを買ってくださった方で、今回のSwift本も買ってくださった方もいることでしょう。ありがとうございます。読み比べてもらえるとわかりますが、ただ単にObjective-C本の内容をSwiftに移植したというのではなく、Objective-C本に付け加えるように今回はSpriteKitを取り上げました。もし、書店でObjective-C入門ノートを見ることがあったら手に取ってみてください。もしかすると、あなたが知りたいことが書いてあるかもしれません。
ちょっと気が早いですが、来年の1年後の入門ノートでは今回Objective-C本から移行しなかったセンサー、カメラ、位置情報のことを復活させ、その上でさらに新iOSの機能を盛り込んでいきたいと考えています。やるよー