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AS3.0 Language Referenceの見方

ActionScript 3.0 Language and Components Referenceで新しくなったMovieClipのプロパティを調べてみましょう。すると、currentLabelsなんて新しいプロパティが増えているのがわかりますが、_xや_yといった見慣れたプロパティが書いてありません。これはどうしたことでしょう?!

この理由は「Show Inherited Public Properties」をクリックするとわかります。

as3langRef02.jpg

すると隠れていたMovieClipのすべてのプロパティが表示されます。下の方にスクロールするとxやyといった座標のプロパティもちゃんとあるのがわかります。プロパティ名の左に矢印 記号↑が付いているものが隠れていたプロパティです。

矢印記号が付いているプロパティと付いてないプロパティの違いは何でしょうか?それは、表の右端の「Defined by」の項目を見るとわかります。「Defined by」にはそのプロパティが定義されているクラス名が書いてあります(Definedは「定義する」という英語です)。ここにMovieClipと書いてあるものはMovieClipクラス内で定義されているプロパティですが、MovieClip以外のクラス名が書いてあるものはMovieClipが継承しているクラスで定義してあるプロパティです。
たとえば、透明度を示すalphaプロパティはDisplayObjectクラスで定義してあります。そこでDisplayObjectクラスのプロパティを見ると確かにalphaプロパティがあります。このほかDisplayObjectクラスには、x、y、height、widthのような見慣れたプロパティがたくさん定義してあるのがわかります。

ここでプロパティ名をよく見るとAS2.0では_x、_y、_alphaというように_が付いていたのに、AS3.0からは_が取れてx、y、alphaのようになりました。さらに、_xmouse、_ymouseはmouseX、mouseYと似てるけどちょっと違う名前に変更されています。注意が必要ですね。
もちろん継承はプロパティだけではありません。メソッドも同じです。MovieClipクラスのメソッドを見るとやはり「Show Inherited Public Methods」をクリックすることですべてのメソッドを見ることができます。

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2006年11月21日 00:29に投稿されたエントリーのページです。

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