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chap04.クラスの利用とカスタムクラス定義 アーカイブ

2007年7月14日

4.1 クラスを使う(1)トップレベルにあるクラス

■トップレベルにあるクラス(コアクラス)
コアクラスとはトップレベルにあるクラスで、フレームアクションからでもカスタムクラスからでも、どこからでもすぐに利用できる標準クラスです。コアクラスには次に上げる利用頻度が高いクラスが含まれています。

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2007年7月19日

4.1 クラスを使う (2)パッケージとインポート

■パッケージとインポート
コアクラスではないクラスを利用するためには、クラス定義ファイルの所在をFlashが知るためにimportを使ってそのクラスパスを教えてあげる必要があります。クラスファイルが格納されているパスはパッケージとして提供されているので、クラスパスは「パッケージ.クラス名」になります。

書式:
import パッケージ.クラス名

[:note:]
クラスパスはビルドパスまたはソースパスと呼ばれることもあります。

パッケージとはクラスファイルが保存されているフォルダまでのパスのことです。クラスパスの検索開始となるベースパスは環境設定のActionScriptのクラスパス設定であらかじめ設定してあります。そこで、importではそこからのファイルパスを指定します。
たとえば、Spriteクラスのパッケージはflash.displayなので、クラスパスはflash.display.Spriteになります。したがって、Spriteクラスを利用する前にflash.display.Spriteをimportしておきます。クラスが何というパッケージに含まれているかは、FlashヘルプやFlashのアクションウインドウの左のリストで確認できます。

例:Spriteクラスをインポートして使う
import flash.display.Sprite;
var mySprite:Sprite = new Sprite();
mySprite.graphics.beginFill(0xFFCC00);
mySprite.graphics.drawCircle(100, 80, 40);
addChild(mySprite);

flash.displayパッケージにはSpriteクラスのほかにもLoader、MovieClip、Shape、Stageなどの多くのクラスが含まれています。そこで同じパッケージに含まれているクラスを1回でインポートできるように*を使ってクラスパスを示すことができます。ただし、*で省略できるのはクラス名だけでありflash.*のようにパッケージ名の途中から以下を省略することはできません。

書式:
import パッケージ.*
例:flash.displayパッケージに含まれているクラスを利用可能にする
import flash.display.*;

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2007年7月22日

4.2 クラスの継承

■クラスの継承とは
1つのよくできた基本的なクラスAがあるとき、それにもう少しだけ機能を追加した新しいクラスが必要になったとします。このとき、クラスAを改変したクラスA'を作るのではなく、クラスAはそのままいじらずに、クラスAを継承して追加したい機能だけを書き足したクラスBを作ることができます。クラスBはクラスAを継承しているので、クラスAの機能をそのまま受け継ぎ、新しく追加した機能も利用できるクラスになります。このような手法を「継承(Inheritance)」と呼び、クラスを「拡張」して新しいクラスを作るという表現も用いられます。そして、継承される側のクラス(この例ではクラスA)をスーパークラスと呼び、継承する側のクラス(この例ではクラスB)をサブクラスと呼びます。


fig04-02-01 クラスの継承

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