戦争と建築

戦争と建築

メモ

戦争のテクノロジーを3段階に分類し建築との関係で見ると
第1段階:防御ー都市の要塞化。城壁など
第2段階:攻撃ー火薬の登場。垂直方向の防空
第3段階:情報ー抑止のための監視。監視社会になるほどガラスなど透明なイメージが溢れる。

戦争は技術の母といわれるが、フラーやイームズの機能的で無駄のない美しさは、戦時下の物資が制約された状況と関係があった。そして今それは限られた資源を有効に使うという意味でエコロジーにも通じるものがある。

世界貿易センタービルを設計したミノル・ヤマザキは後年サウジアラビアのダーラン空港を設計した。それはイスラム建築に敬意を表したアラブ風だったので、国王はたいそう気に入り紙幣の絵柄にまで採用した。もしかしてゼネコンのビン・ラディン一族も建設に関わったかもしれない。911のテロリストの主犯格の一人は建築を学んでいた。世界は多様なモザイクでできている。