裸若衆

15日は茅ヶ崎中のあちこちの神社で「どんど焼き」が行われていました。大磯では毎年1月14日に「超デッカイどんど焼き」があります。

国の重要無形文化財
セエノカミサンに願う火祭
14日、大磯北浜海岸で「左義長」

これに去年初めて行って見ました。以下は私の見た左義長です。
大磯へは車や自転車で行くことはありますが、電車は初めてです。駅を出てすぐ目の前が海だろうと思っていたら、意外と山の向こうなのです。海どっち?と思いながら適当に歩いていると、お団子をつけた木の枝を持った親子が歩いています。この人について行けば会場にの浜に出るだろうと思った私は、付かず離れず後をつけて行きました。しばらく国道沿いに歩いた後、ある交差点で同じような親子連れたちを発見。「待ったア?」「おそーいー!」待ち合わせでした。親子連れはUターンして今来た道を戻ります。それにまた付かず離れずついて行く私。なんか情けないし、怪しいし。その人たちに付いて行くと、海岸近くでこのような灯が目に入りました。

やんなごっこ
若衆宿

浜には大きなやぐらがいくつも組まれていて、だるまとかオフダとか書き初めとか、捨てにくいんだけど、とっておいても困るものが積まれています。あたりは真っ暗になって、やぐらに次々点火されて行きます。近づいて写真を撮りたいけど、飛んでくる火の粉がハンパじゃない。お団子を焼くなんてとんでもない、近づけませんて。

炎が大きくなってくると、どこからともなく(きっとさっきの若衆宿から)ふんどしいっちょの青年たちがオジサンたちに連れられてやってきて、何か言われて、海へ飛び込んで行きます。「う"ぇ〜〜」とか「ぐわ!」とか「づめで〜」とか断末魔の叫びみたいな声がして青年たちは火柱の元へ帰ってきます。木の板に乗せられて。

島崎藤村は左義長を見に来て大磯に永住することを決意したそうですが。。。何考えていたんでしょうか?

この危険な火の粉&裸若衆が冬の海に飛び込んだ後そりに乗せられて引き回しの刑というお祭りを見たい方は、大磯観光協会の左義長 お知らせを参考に来年1月14日にどうぞ。