最後のシーンでハッとさせられて、最初から思い出してみると。。。
なぜこんな冗長なシーンがあるのか?と思っていた場面にも意味があったことがわかります。「何かを作る人」にはこの映画がわかると思う。作家が孤独な魂を糧にどのように作品を作っていったか、その作品が現実よりいかに輝いていることか。
作家「どーして殺したの!」
若い女「だって、あなたのストーリーに書いてあったから」(だったかな?うろおぼえなんですけど)
というシーンで、その時は、なぜ?とクビをかしげましたが
後で思い返すと可笑しくて笑ってしまいました。
シャーロット・ランプリングは私にとってのカリスマ。若い女優、リュディヴィーヌ・サニエもいいです。二人が衝突するところは、サガンの「悲しみよこんにちは」やエリック・ロメールの「春のソナタ」なんかも思い出します。