リズム&ブルースの死

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黒人によってかかれたブラックミュージックの本。日本語訳発行は1990年。解説ピーター・バラカン。ある音楽のジャンルが死ぬとはどういうことなんだろう。作曲する人がいなくなる?演奏する人がいなくなる?それとも売れなくなる?著者はR&Bを死に追いやったのはディスコミュージックだったと断言しています。いやたしかに私もあの年代のディスコサウンドは苦手でした。だからワッツタックスでエモーションズが歌うゴスペルを聴いた時は、驚くとともに自分はえらい勘違いをしていたんだなあと思ったのです。ショービジネスでわれわれが知るブラックミュージックは全体のごく一部なのだなあと。この本は音楽についての本なのだけど、内容の真のテーマは黒人社会と他社会との関わりの変遷だと思う。音楽と社会生活が一体となっているコミュニティ、沖縄を題材にして同じテーマの本が書けると思う。