Podcastに対応していないファイルも、iTuneで管理することが出来ます。講演の音声ファイルや個人が自作した音楽ファイルなど。blogなどで定期的に公開されるmp3ファイルを、アーティストごとに集めておくことなどができます。
Podcastに対応しているとは、登録したサイトをiTuneが巡回してチェックし最新のデータをダウンロードしておいてくれるということです。その手間を自分でやればいいだけなのです。
たとえば、私が毎日RSSでチェックしているblog
茂木健一郎 クオリア日記
ここでときどき講演や授業の音声ファイルが公開されます。1ファイルが90分〜120分と長いので暇な時用にとってあり、アーティスト:茂木健一郎、アルバム:美術解剖学、作曲者:ゲスト名、ジャンル:Lecture Recordなど適当なタグで管理しています。
リストで管理する利点は、内容が一目でわかる、項目、再生時間、追加日などでソートできる。未再生のファイルがチェックできる。リストごとにファイル共有ができる。iPodにコピーが簡単。など。
具体的には、ダウンロードしたmp3ファイルをiTuneのウインドウにドラッグ&ドロップします。その際、専用のプレイリストを作成しておき、そのウインドウに入れるとファイル名が迷子になりません。自分が入れたはずのファイル名をミュージックライブラリの膨大なデータの中から探し出すのは大変です。Podcastのウインドウに入れることは出来ません。
環境設定の詳細で「ライブラリへの追加時にファイルを”iTune Music”フォルダにコピーする」をチェックしていると、ファイルが”iTune Music”フォルダのアーティストごとのフォルダにコピーされます。アーティスト名を書き替えると、フォルダの整理も自動的にやってくれます。HD内に同一のファイルが2つ存在することになるので最初のを捨てます。
チェックしていない場合は、ファイルの場所が記憶されます。ファイルの名前や位置が変わると再生できません。
ライブラリに加えたファイル名を選択しファイルメニューからMacでは情報を見ます。Windowsではプロパティを選択します。プロパティウインドウの「情報」を選択し、名前、アーティスト、アルバムなど適当な項目を入力します。「歌詞」の部分にもっと長いメモを書き込むこともできます。話しの中に出てくるサイトのURLなど。(歌詞はライブラリには表示されません)
OKボタンを押してライブラリに戻ると、書き替えた項目がソートに反映されています。ライブラリに表示される項目、表示順、どの項目でソートするか、昇順降順をプレイリストごとに設定できます。
茂木健一郎氏が公開するmp3ファイル、特に芸大の美術解剖学講義の音声は、一般人のお客様が相手の講演とは違って、学生との真剣勝負な時もあり、またゲストのアーティストの生の声があまりに強烈で頭を殴られたような気分になるときもあり、非常におもしろいです。荒川修作の「噴火し、遍在せよ!」 はすごかった。私は荒川修作の展示を見たりカタログを買ったりしていましたが、こんな人だったとは!生の音声が伝える情報はすごいです。茂木健一郎 クオリア日記: 宇川、束芋、茂木、トリオ漫才の巻もおもしろかった(mp3)。最近では大竹伸朗が出ています。