銀輪の覇者

銀輪の覇者 (ハヤカワ・ミステリワールド) (単行本)

内容(「BOOK」データベースより)
戦争の足音が忍び寄る昭和九年、軍部の暗躍から実用自転車を使用した前代未聞の本州縦断レースが開催される。多額の賞金を狙い寄せ集めチームを結成した響木、越前屋、小松、望月の四人は、各々異なる思惑を秘めつつ、有力チームと死闘を繰り広げるが...。一攫千金を目論む出場者の悲喜劇、ロードレースの戦略や駆け引きを、日本推理作家協会賞作家が圧倒的なリアリティで描く、感動の自転車冒険小説。
いやあ、おもしろかったです。1日で読了。これは地方紙の連載小説だったのですね。年齢、職業、性別に関わらず、新聞を読む全ての人に楽しめます。多彩な登場人物、その誰もが魅力的。いろんな要素が入り乱れ、レースは前へ前へ進んで行きます。朝の連ドラ希望。

「復讐なんてあなたのような人がすることじゃありません」か。「復讐は人をダメにするんだよ」カンフーハッスルで大家のオバサンも言ってたな。