パリで出会ったエスニック料理

パリで出会ったエスニック料理 (単行本)

移民・難民・亡命者の物語と故郷の味。なつかしさとせつなさと。著者はパリで小さな独立レーベルを経営していた経験があり、自身もバンド活動をしていたそう。ル・モンド・ディプロマティークの翻訳スタッフとしても名前を見かけます。

わたしにとっての故郷の味は。。。それは子どものころ母が作ってくれたハンバーグ(笑)。以前、WIREDで、日本人の本当のソウルフードはカレーライスだという、日本に留学経験のあるアメリカ人による記事を見た事があります。自分で思っているイメージと真実は違うことってあるよね。

あと、懐かしいのは高千穂の釜炒り茶。義母が毎年送ってくれていました。実家は宮崎市内なのですが、実家のご近所さんがそのお茶の卸売りをしていた縁で、実家のお茶は釜炒り茶でした。今はそのご近所の奥さんが引っ越してしまったので、もう手に入りません。

あるとき、中華街で飲んだ台湾のお茶が、味といい葉っぱといい、そっくりだった。調べると、釜炒り茶は中国からお茶が渡来した当時の製法で作られるらしい。高千穂には神話やお神楽も残っているし、九州の山奥に、大陸からやって来た当時のものが、そのまま、まだ残っているとは。

大分のわたしの実家の母は、健康食オタクで常に新しいものを追及する人で、昔ながらの定番の味、というのはあまりありません。祖父母と同居していましたが、祖母は東京出身だし料理が出来ない人だったので。ちなみに、祖母はキャベツのことを「カンラン」と言っていました。