茅ヶ崎市外に住む友人からよく言われるのは、「茅ヶ崎で車運転してると、自転車の人が道の真ん中走っててよけてくれない」です。「ああ、隣の藤沢や平塚にくらべて道が狭いからね、ホラ戦災で焼けなかったでしょ、昔からの道が残ってるのよ。」とかなんとか返しますが。。。たしかに茅ヶ崎では自転車やシニアカーに後ろからクラクションを鳴らすなんてことはないです。上手く説明できないけど。決してイライラしない、おだやかに順番を待つ感じ。いらだって大声を出したりするする人は「ちっちぇー人間」ってことで軽視されます。
以前、池澤夏樹のメルマガ「異国の客」に、ああ、茅ヶ崎と一緒だよ、と思った箇所があった。
異国の客
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サン・ナゼール、交通の方針 その2
今のフランス人はたぶん今の日本人と比べるとずっと忍耐強い。
買い物の時でも車を運転している時でも、だいたい文句を言わずに順番を保つ。
ぼくの町でいえば、一車線の一方通行の道を自転車が走っていたら、その後ろについた車はゆっくりゆっくり、決して自転車を煽ったり脅したりしないよう、どんな意味でもそのような印象を与えないよう、しずしずと距離をおいてついてゆく。
乗り物のサイズに左右されることなく、平等な路上権が確保されている。
茅ヶ崎には自動車工場がない。ミヤタという自転車メーカーならある。それも関係あるかなあ。