高木仁三郎という人はどんな人なんだろうかと手に取った本。「あんぱんまん」の作者、やなせたかし氏の項がよかったな。あとがきに、青森県の六ヶ所村や大間(おおま)で、土地の買収に応じずただ1軒残って抵抗した人たちのことが書かれている。(大間はマグロの漁場として有名)
彼女が土地を売らなかったのは、津軽海峡に面している「絶好の漁場を守ることだ」とわたしに語った。
男たちが、ものわかりのいいフリして、屈服していったのを尻目に、夫に先立たれていた熊谷さんが最期まで抵抗し、人生をまっとうしたのは、特筆に値する。
これを読んで、20年来中国電力に抵抗している祝島の女性たちを思い出した。
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