おしゃべりな貝―拾って学ぶ海辺の環境史

おしゃべりな貝―拾って学ぶ海辺の環境史 [単行本] 盛口 満 (著)

今日は読みたい本。好きな本を読めるのはうれしい。著者は子どもの頃、親に連れて行ってもらった海で貝殻を拾ったのがきっかけで、大人になってもそれが趣味に。潜って採った貝や、お金で買った貝には、よろこびを見いだせない。浜辺を歩いて偶然の発見があって一喜一憂。。。ってあたしと一緒やん〜♪

浜辺に落ちている貝殻は最近のもあれば、古代から残る化石状態のあるのですね。縄文時代(貝塚など)と、明治以後(モースの調査など)と、現代と、落ちてる貝がちがってきている。それは温暖期や氷河期やいろいろ環境が変わったため。日本と大陸が地続きだったころ、黄河の河口は済州島あたりだった。日本の干潟の貝の伝播ルート2つ。大陸→九州→本州。東南アジア→八重山諸島→沖縄→九州→本州。沖縄は両方のルートが入り混じっているため貝の多様性が高い。など。。。

中津干潟・水辺に遊ぶ会

先史時代の自然環境―縄文時代の自然史 (考古学シリーズ (21)) [単行本] 松島 義章 (著), 前田 保夫 (著)