先日小仏峠で拾った羽。泥にまみれていましたが、家に帰って水道の水をさっとかけると、一瞬で汚れが落ち羽の毛並みもきれいにそろいました。鳥の羽ってよくできてますね。季節柄これは換羽で抜け落ちた羽で使い古し、1年間ご苦労様でしたの羽でしょう。
緑がかったきれいな光沢。ここら辺にいる黄色っぽい鳥?キビタキとか?平塚市図書館の3F資料室には、実物大で写真の羽図鑑があるのです。とっても重たくて高価なもの。それによると、アオゲラというキツツキの仲間の、三列風切(さんれつかざきり)羽と判明。三列切風とは、着物の袖で言うと一番たもとに近い下の方。ちなみに翼の先っぽは初列風切(しょれつかざきり)羽。大抵の鳥は初列切風羽が一番細長い。
平塚市民だったころ、拾った貝の名前を知りたくて、博物館に相談に行くと、なんと館長自ら出てきてくださって、向かいの図書館にいい図鑑がありますよ、と教えてくださったのでした、それが浜口哲一先生でした。
貝といえば、以前拾った白い貝。アカガイ、サトウガイなどを見ていて、ひとつだけ肋数(放射状の筋目)が違う貝があることに気がつきました。これはハイガイといって、関東地方では縄文時代に絶滅した貝。大森貝塚にはたくさん見られます。今打ち上がるのは、当時の貝の化石。浜辺を歩いていて、何気に拾った貝、それはもしかして化石かもしれません。