奄美の島々の楽しみ方

奄美の島々の楽しみ方 (ニッポン楽楽島めぐり) [単行本] あまんゆ (編集)

子どもの頃、同居していた父の妹、桐子ねえちゃんは、奄美大島名瀬の人と文通していた。おねえちゃんと同年代の若い女性で、その人が大分に遊びに来て、わたしたちは家族総出で別府温泉地獄巡りとか定番の観光めぐりでもてなした。そしてしばらくすると、今度は桐子ねえちゃんが、奄美へ遊びに行って、わたしにお土産よと、貝殻の標本や海岸で拾った珊瑚のかけらをくれた。見たことのない珍しい色やかたち!それがわたしのビーチコーミング好きのきっかけになったのです。奄美はぜひ一度行って見たい場所。

奄美にはアマミノクロウサギをはじめ、アマミノとつく特有の生き物がいる。6千万年前から180万年前、南西諸島は大陸と地続きだった。150万年前に、朝鮮半島&種子島&屋久島の南側、中国大陸&台湾の北、が水没。琉球列島が半島のように孤立した。つぎに、その半島の西側が水没して島に。さらに水位が上がって奄美大島、沖縄本島、徳之島になった。ハブが生息するのはこの3島だけ。一番高い山を持つ奄美大島には特に固有種が多い。