今年のおせち

明けましておめでとうございます。震災以来2度目のお正月。世の中どうなるのかわからないけれど、這ってでも生きて行きましょう〜〜(巳年)

おせち料理は図画工作。一応毎年作りますが、どこがおいしいのか未だわからずです。不便だった昔をしのび、伝統料理に耐える日。結婚して最初の10年ぐらい、毎年NHKの今日の料理12月号を買い続けました。わたしのレシピはその10年間のメニューで、すでにレトロ感ただよっています。

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一段目は直線配置で甘いもの。きんとんも黒豆も手作りしていましたが、何度かやってみて作り方がわかったし、たくさん作っても食べきれないし、もう作るのはやめて少量パックを買うことにしました。盛りつけにくく、取り分けにくい黒豆は、松葉に刺すのですが、今年は松葉を取りに行くのを忘れていました(T_T) あと、エビを冷凍庫から出してどうにかする(笑)のを忘れていた。

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母が毎年作って送ってくれる干し柿と、クリームチーズを重ねたのを作ります。招待していただいた料亭で出たのを記憶して再現してみたもの。干し柿は、スライスチーズのセロファンを捨てずにとっておいて挟んで、めんぼうで薄く延ばします。クリームチーズはテグス(釣り糸)で薄くスライスします。意外な組み合わせですが、おいしいです。

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二段目はタオのレイアウトで、タンパク質とさっぱり酢の物。11月、オーストラリア産のお肉が安いときに牛肉を買って冷凍しておきます。ローストビーフは作って冷凍。解凍途中でスライスするときれいに切れます。八幡捲きも半解凍で薄切り肉を広げ、ゴボウを巻くときれいにできます。なますと菊花カブは甘酢をやめて、薄塩もみ&柑橘の皮で風味つけにしています。

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三段目は散りばめ型で、お煮染め。今年は久しぶりに「くわい」を煮てみましたが、やっぱり謎の味。なんで昔の人は「くわい」を食べたんだろう。色づけの「くちなしの実」が余ったので、高野豆腐と一緒に煮てみましたが、見た目が台所用スポンジみたいになってしまいました。とほほ。

お重はプラスティック製です。ある年のお正月後、ホームセンターで安売りしているのを衝動買いしました。これに入れておけば、いちいちお皿に並べる手間がかからないし、冷蔵庫の中のスペースが節約できて便利です。昔のタッパーウェアですね。保存容器そのまま食卓に出す、みたいな。

仕切りはアルミフォイルやビニール製のバランなど光るモノはよくない。大葉も季節が合わないので寒々しい。葉蘭などが庭に生えてるといいのですが、庭なんてないし。。。12月は、葉蘭や南天などがどこかに生えてないかキョロキョロする不審人物。

甘いものと塩からいものを隣り合わせず配置するには、中間地帯にかまぼこを使うといいです。または、お重と質感が合う小さな容れものをとっておきます。なますが入っている丸い器は、佃煮の容器です。塗りの枡なんかもいいです。フリーマーケットで10円均一のがらくたに埋もれていることもあります。チェック!