真鶴・遠藤貝類博物館

もうアオバト来たかな?ちょっと大磯まで行くつもりで自転車で家を出た。照ヶ崎に着くとこまたんのみなさんがスタンバイ。2日から来始めたそう。オス2羽とメス2羽をスコープで見せていただきました。お礼を言っておいとま。帰ろうかなと自転車乗ると、風向きがいい感じ。もうちょっと行こうと走っているうちに、小田原まで。

ここ数日、晴れると10時ぐらいから南西の風に変わるとわかっていた。帰りは追い風で楽になるはず。行っちゃおうかな〜〜。とはいえ、小田原から先はわたしにとっては魔境。早川のセブンイレブンで予備の水とクエン酸飲料と小さなあんぱん4個入りとおにぎりを補給。なるべく脚を使わず(筋肉に負荷がかかる乗り方をしない)、多めに水を飲んで痙攣予防。補給が間に合わずハンガーノックになると、平衡が保てず、何でもないところで転びそうになる。また脚に乳酸が溜まると、あわやというとき踏ん張れずにフラっと倒れてしまう。周りの歩行者や車に迷惑をかけるのはゼッタイ避けたい。

初めての道はこわい。ビビリながら走っていると、後ろから何台かのローディに抜かれて、よし、わたしもこの道を走っていこうと心強く感じる。ときどき「こんにちはぁー」とあいさつしてくれる人もいて、うれしくなる。江之浦あたりからすでに南風。大磯から真鶴琴ヶ浜まで約2時間だった。遠藤貝類博物館を目指して大木が覆う深い森の道を登る。鳥の声がしていたが、もうヘロヘロで双眼鏡を取り出すどころじゃない。

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ケープ真鶴に着き、三ツ石を望むが、また下りて上ってって無理〜。帰りの脚を残しておかないとということで、2Fの博物館へ。遠藤貝類博物館は以前は岩海岸にある個人博物館だった。その当時に行って、館主のおじいちゃんと奥さんのおばあちゃんから、いろいろとおもしろいお話しをきいたのだった。その後、町営の博物館として再オープンしたときいて、ああ、おじいちゃんは亡くなってお宝の貝は真鶴町に寄贈されたんだなとわかった。おじいちゃんの写真を見ながら「また来ました」とごあいさつ。おじいちゃんにうまいこと言われて買ってしまった、「細谷角次郎貝類圖絵」という豪華本はまだ在庫があった。これすごいんですよ、全部イラストなの。

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帰りは強南西の風に背中を押され、でもなるべく脚を使わず用心深く帰宅。小田原からつばの深いキャップをヘルメットの下に被り、アイウェアとマスクもあったけど、紫外線が強く、やっぱり日焼けしていた。砂埃、風、紫外線、活性酸素、とお肌に過酷。今回は幸い体がどこも痛くならなかったけど、膝を壊すと怖いし、ほんと運動って体に悪い。

地図を見ると、茅ヶ崎から真鶴は、三浦半島の城ヶ島までと同じくらいの距離。三浦半島側は一色海岸までしか行ったことないけど、先端まで行けるかも。。。と思えてきました。むふふ。

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家に帰ってしばらくして、あの岬の原生林すごかったな。。。と検索してみると、なんと!!原生林ではなかったのです。江戸時代に植えられた人工林でした。茅ヶ崎のタゲリ米プロジェクトのサポーターでもある、真鶴のペンション「ひるさいどてらす」さんのページでした。いつも気になっていた、ひるさいどてらす。今度行くときは秋、ヒヨドリの渡りとか、海鳥とか見て、ひるさいどてらすにも寄らせていただこうと思ったのでした。

お林コース
探鳥地ガイド 真鶴半島