想像ラジオ

想像ラジオ [単行本] いとう せいこう (著)
想像ラジオ [単行本]

コンビニはちょっと疲れるところ。近所のコンビニで必要なものを買っていると、ずっと店内に「デイドリーム・ビリーバー」が流れていた。ふーん、コンビニでねえ、ふふんと思いながら帰って本を開くと「デイドリーム・ビリーバー」がかかるシーンが!どんどん読み進むうち、ポリーニのピアノが来た。やっぱりポリーニよね。そして、ボブ・マーリーのレデンプション・ソング。。。

この小説は単行本が発売されているが、雑誌「文藝」2013年春号に全文が掲載されている。こっちはインタビューや対談も載っている。その中で、著者がラストを書けたのはバルカン半島の音楽のライブを聴いたからと語っていて、ああ!と思った。映画「ラッチョ・ドローム」は見たかな?

いとうせいこうを作った10冊に大江健三郎や井上ひさしが入っている(意外なことにボラーニョもあった)。同年代のわたしにはわかるな。つまり同年代ってことだ。

それから、いとうせいこうが「2666」を最近読んだという話も出てくる。2666には本筋とは関係なさそうな雑片が混ざっていて、著者(ロベルト・ボラーニョ)のblogか?と思う箇所もあった。そういう書き手の日常が、個人のプライバシーが、作品に出てくることについても言及があったような。。。(もうすでに忘れつつある)


文藝 2013年春季号 |河出書房新社
文藝 2013年春季号


雑誌「文藝 2013年春季号」の、いとうせいこう氏特集部分のみを抜粋した電子本(有料)
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kobo (ってなんじゃ?一番安いけど)

そうそう、コレを読んで、「二流小説家」を思い出した。