金時山〜足柄古道

前回、明神ヶ岳から金時山の麓まで歩いて時間切れで帰宅したので、今日はその続き。仙石バス停から金時山山頂を目指して登山道を直登。遠くからドーンという音が絶え間なく聞こえる。すれちがった人に聞くと、富士山の山麓で自衛隊が演習しているのでは?ということだった。じきに山頂に到着。まだ早い時間だったのでハイカーは10人ぐらい。家庭内シェルパがお湯を沸かしてカップヌードルを用意してくれた。振り向くと背後で年配の男性が一人鍋を始めるところだった。絶景で鍋、いいねー。

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金時山の北側斜面を下る。傾斜が急ではしごが斜めに歪んでいたりして、とっても怖い。その途中の道を整備している人がいる。一人でここまで登ってきてボランティアでやってくれているようだ。急降下がひと段落する場所にベンチがあった。小さな氷の粒がパラパラと降ってきた。

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トレイルの分岐点で東の谷筋の方へ。

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針葉樹林のなかの渓流沿いを進む。

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流れの向こう岸に、ヒステリックなウグイスの声。。。と思ったら姿が見えた。小さくて茶色くて、うねうねとした横縞模様、尾がピンと上がって、憤懣遣る方無い感じ。これはミソサザイではないですか!ヒトが近づいたので怒ってるのか?一度は逃げたものの、また同じ枝に戻ってきて抗議し始めた。地蔵堂へ下る道すがらもう一箇所でも声を聞いた。

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「夕日の滝」を見にキャンプ場に寄る。小さいけれど姿のいい滝。

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地蔵堂からのバスの時刻にかなり時間があるので、歩けるところまで歩こうということになり、足柄古道を途中まで行くことにした。「しし肉あります」という手書きの看板を見ながら舗装路を下る。金太郎の遊び石や生家跡地などを見て、古道へ。

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古道入口の標識はあるのだけど、これは一体どこを指しているか?

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正解は3でした。車道の上の崖のふちの草が刈り取られていて、そこを歩く仕様。これって古道といえるのか?釈然としない気持ちで、でこぼこの荒れ地を淡々と歩く。

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古道入口バス停付近でいったん車道に出て、再び古道に入る。杉並木が美しく、やっと古道らしくなったと喜んだのもつかのま、その道は民家の裏手で消えていた。しまったニセ古道だった!やられた。。。(道を間違えただけ)

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あわてて車道に戻りその先で本物の古道に入った後は、一瞬だが、お茶畑に杉並木の素晴らしい風景と出会った。

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そこから矢倉沢のバス停まではまた車道沿い。1本裏道に入ると道祖神や小さなポストなど。矢倉沢のバス停は行き先によって4箇所ある。関本方面行きのバス停は屋根があり、雪から変わってきた大粒の雨に濡れることなく、ベンチに座って暖かい上着に着替え、補給食を食べて熱いお茶を飲んだ。地蔵堂からのバスは年配のハイカーで満席。わたしたちは関本で降りたが、ほとんどの人は新松田までだったようだ。

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大雄山駅の前の金太郎もクリスマス仕様になっていた。(大雄山駅の発車ベルは「あ〜しがらや〜まの、き〜んたろお〜〜♪」)

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12.53km
TOTAL CLIMB 661
最初の急登のあとはずっと緩い下りで楽なコースだった。

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