ウエストワールド

【ワーナー公式】海外ドラマ|ウエストワールド<ファースト・シーズン>

アマゾンビデオなんですが、トラウマ系で誰かに語らずにはいられなかったので。ネタバレになるので詳しくは書けないのですが。。。

バーナードの悲しい記憶について、フォードが説明するシーン。人格の連続性・魂の核になる記憶が必要で、それは悲劇的であるほど有効。。。ってのに、なるほどなーと思いました。

また、共同体が過去の悲劇を共有するというのは、本来は架空である集団を維持するための「装置」でそれは様々な作品のテーマになっているけど(キリストの受難とか)、個人レベルでもそうなのかあと。個人が一生物としての自意識を維持していくための活動が娯楽作品のテーマになる時代(ボーンアイデンティティとか)「悲しい記憶」を忘れられないのは、自分が自分が自分であることを忘れないためでもある場合があるかも。

亡き義母は「わたしは最初の子を亡くしてから涙が涸れるまで泣いたから、今では毎日笑って過ごしてる」と言っていたけど、あるとき「わたしの誕生日は死んだ子の命日に近いから、めでたい気持ちにはなれない」と打ち明けてくれた。悲しい記憶を持っている人は、そうで無い人より、認知症になった場合、人格を維持できる可能性が高いのか?

この設定のドラマは、地上波の放送前提の制作はありえんやったやろうなと思います。神への冒涜というか反宗教的ってことで。

この第1話を見て、これ日光江戸村やと思いましたが、最終話で次シーズンの設定を予感させるものがチラッと見えて、えっと驚きました笑。日本は宗教無いからできるよねーと思いました。