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スクリプトのシンタックスチェック
スクリプトを入力するアクションパネルにはシンタックスチェック、すなわち書式の間違いをチェックする機能があります。
アクションパネルの[シンタックスチェック]ボタンをクリックするとシンタックスのチェックが行われ、エラーが見つかった場合には、エラーが見つかった行と内容が出力パネルに表示されます。シンタックスチェックでは、#includeで読み込まれるASファイルの有無と内容のチェックも行います。
なお、[自動フォーマット]ボタンをクリックしたときにもシンタックスのチェックが行われますが、外部ASファイルのチェックは行われません。
図2-2-1 [シンタックスチェック]ボタンをクリックするとシンタックスエラーの内容が出力パネルに表示されます。
note:
出力パネルの結果はパネル右上のメニューの[ファイルに保存...]でテキストファイルに書き出せます。
・厳密なデータ型チェック
変数や関数の戻り値にデータ型を指定しておくと、シンタックスチェックの際にデータの型もチェックされます。たとえば、次のスクリプトでは変数msgのデータ型はストリングに限定されているので、数値を入力するステートメントはエラーになります。(厳密なデータ型→ p.???)
//データ型エラーになる式
var msg:String = 123;
関数の引数にデータ型を指定することもできます。ただし、データ型のチェックはあくまでもコンパイル時に行われるので、実行時に与えた引数はチェックされません。
//引数のデータ型を指定している関数
function test1(v:Number) {
var ans = v*2;
return ans;
}
test1()関数の引数のデータ型をNumberと指定しているので、次の行はコンパイル時にエラーになります
test1("テスト");
関数の戻り値にデータ型を指定することもできます。関数から戻る値のデータ型を指定できることから、データ型を指定した変数への代入の際などにデータ型を比較できるようになります。
//戻り値のデータ型を指定した関数
function test2():Number {
var ans = 123;
return ans;
}
test2()の戻り値のデータ型はNumberなので、次の式ではmsg変数のString型と一致せずにエラーになります。
var msg:String = test2();
投稿者 oshige : 2005年02月11日 12:51
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