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chap02.シンタックスの基礎 アーカイブ

2007年4月26日

2.1 スクリプトの記述

■コメント
スクリプトを読みやすくするためにコメントを入れることができます。コメントはスクリプト実行時には無視されることから、デバッグを効率よく行う目的でステートメントを一時的にコメント化してスクリプトを単純化するという利用方法も多く使われます。
コメントには、1行コメントと複数行に渡るブロックコメントの2通りがあります。1行コメントは//のようにスラッシュを2個続けた後にコメント文を書きます。

例:
//半径を5にする
r = 5;

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2007年5月 5日

2.2 変数と定数

■変数の宣言
変数はvarで宣言します。変数名には英数半角文字と半角記号を使うことを推奨されています。ただし、変数名を数字で始めることはできません。また、ActionScriptのキーワードを変数名に使ったり、演算子を名前の中に含めることもできません。
varで変数を宣言する際に同時にデータ型を指定できます。データ型の指定は必須ではありませんが、データ型を指定することでコンパイル時に型チェックが行われエラーを検出できます。また、変数名に続けてドットをタイプしたときに適切なコードヒントが表示されるようになります。データ型を指定することで内部処理も速くなります。

例:
var age:int;
var address;
var colors;

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2007年5月 7日

2.3 フレームアクションの関数定義とメソッド定義

■フレームアクションでのfunction
functionを使ってフレームアクションで関数やメソッドを定義できます。基本的な考え方はクラス定義で使うfunctionと違いませんが、フレームアクションではfunctionに対してpublicやprivateといった属性を指定できません。
メインのタイムラインのフレームアクションで定義したfunctionはメインのタイムラインでのみ有効となり、同様にムービークリップのフレームアクションで定義したfunctionはそのムービークリップのタイムラインでのみ有効な関数およびメソッドになります。

[:note:] ActionScript 3.0からは、functionを定義してあるキーフレームを再生していなくても利用できます。

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2007年5月12日

2.4 データ型

■データ型の指定(型注釈)
変数や関数の戻り値にデータ型(データタイプ)を指定できます。データ型には取り得る値の属性や範囲を指定してあります。たとえば、Boolean型はtrueまたはfalseの2つの値のどちらかになります。同様にString型はストリングのみで、int型は-2,147,483,648〜2,147,483,647の範囲の整数のみの値になるという具合です。データ型の指定はクラスを指定することであり、その値を扱えるクラスを宣言することとも言えます。
データ型を指定すればコンパイル時に型のチェックが行われ、不適当な場合にはコンパイルエラーになります。また、変数にデータ型を指定することで、変数を宣言した時点での初期値がデータ型に応じて決定します。

例:変数にデータ型を指定する
var user:String;
var age:uint;
var points:Number;
var hobby:Array;

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2007年5月18日

2.5 演算子

■オペランドとオペレータ
ある値に対して演算を行い、新しい値を作る記号を演算子といいます。簡単なものでは加算の記号の+があります。演算の対象となる値や変数のことをオペランド(operand)と呼びます。1+2ならば1と2がオペランドです。演算子はオペレータ(operator)です。また、オペランドの個数によって単項演算子、二項演算子、三項演算子という呼び方もします。

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2007年5月25日

2.6 繰り返し(ループ)

■繰り返しの処理
同じ処理を繰り返し実行したい時にはforやwhileを使うと便利です。forステートメントにはオブジェクトのプロパティや値を順に取り出すfor..in、for each..inの書式もあります。for..inとfor..each..inについては「2.9 配列とオブジェクトの走査」で説明します(p.??)。
なお、少しずつ座標を移動するといったアニメーションの繰り返し処理を行う場合はforやwhileを使わずに、flash.events.EventクラスのENTER_FRAMEイベントやflash.events.Timerクラスを利用して画面書き換えを繰り返すようにします。

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2007年5月28日

2.7 条件分岐

■条件分岐
条件分岐にはif、switchに加えて?:演算子を利用できます。条件分岐とは「50点以上なら合格、50点未満は追試」のように、ある条件の評価結果によって処理を分岐する機能です。条件式は結果がtrueまたはfalseになる式を論理演算子を使って作ります。または、変数やプロパティの値がBooleanデータ型になるものをそのまま利用することもできます。

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