丸かじりシリーズ 図書館でふと借りた。別にたいしたことが書いてあるわけじゃないのに、読んだあとグッタリしてしまう。口の中がツバでいっぱいになって、過去に味わった食べ物の匂い、触感、咬み心地、歯から伝わる音、のど越し、あらゆる感覚が呼び起こされる。取り上げられている食べ物の話し一つ一つに「そうそう!」と相づちを打つ。途中でパタっと本を閉じて冷蔵庫の方へフラフラ行ってしまう。明日あの店に行ってあれを買って食べようとメモに書く。あー疲れる。 前の記事 次の記事