7 06, 2005

奥様的ツール・ド・フランス観賞

家事やら仕事やらで夜ずーっとテレビの前に座っていられない身分ゆえ、録画したのを1.3倍速追っかけ再生でとぎれとぎれに見ているのですが(プレゼントクイズに応募できなぃ〜)、いんやあ、勝負はわからんもんですねえ。あそこでコケるとは、ザブリスキー。くやしいやろなあ。

005.07.05 (Tue) 
ツール・ド・フランス 2005 : 7月2日〜24日
ステージ 4 : 7月 5日 Tours - Blois TTT 67.5 km : ディスカバリー盤石。ランスはイエロージャージ、ザブリスキーはゴール手前でまさかの落車で優勝とイエロージャージを一気に失う

(CSCってミリタリーキャンプで地獄の特訓してたんですか!)

ツールの法則:初日に若手の活きのいい選手がTTでマイヨを獲得、番狂わせでトップになってしまったチームはそれを守るために体力消耗、しかしじきランスご一行様が「そろそろいいかな?」と出てきて結局最終日には優勝。なんですねえ。

昨日のザブリスキーのように一瞬つかんだ栄光からゴール直前で一気に地獄行き、ジャージもびりびりに破れて傷だらけ、泣きながら手放すマイヨ。。。となると、ああ、でもまた大きくなって戻っておいでねえ(放流)、とTVに向かって声をかけたくなります。

その若い選手がファッサのカンチェラーラーのようにイケメンな場合、奥様にとっても非常に残念。昨日の第4ステージではマイヨ・ブラン(新人賞)までディスカバリーにもってかれてがっくりです。(新人賞なんですからポポヴィッチだって若いんですけど、ゴメン、ポポヴィッチ)

ディスカバリーチャンネルの特番で、ランスのチームが風洞実験とか機材の開発とか最新鋭の技術を駆使している様子が放送されましたが、ロードレースの楽しみは「何が起こるかわからない」ところにあるとおもうのです。競技場のような閉じられた空間ではなくて、普通の生活道路を生身の体だけで走り、それが21日間。その間選手は食べて寝て泣いて笑って、競技であると同時に生活でもあるのですから。(去年はコースに猛牛の群れが乱入、選手と一緒に走りましたし、過去には自転車が壊れて観客の女性のママチャリを借りて走った選手もいたそうです。ツール100話より)

TVで見ているファンも同じで、毎晩選手と一緒に旅していると、それが生活の一部になってしまって、レースが終わると喪失感に襲われます。ロード・オブ・ザ・リング全3部作を見終わった後の現実に戻れない感じ×7倍って感じでしょうか。

第3ステージと昨日はロワール地方のお城巡りでした。ジャンヌ・ダルクがシャルル7世に謁見したシノン城の下も通りました。屋根と壁の色が統一されたかわいいお家が並ぶ中世の街道も駆け抜けました。そこに住んでいる普通の人たちが笑顔で手を叩いて応援していました。副音声ではフランス語の中継も聞けます。サッシャ&栗村さんの日本語の解説の方がおもしろいけど(^^)

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