平安の気象予報士紫式部 平安の気象予報士紫式部—『源氏物語』に隠された天気の科学 講談社プラスアルファ新書 石井 和子 (著) といっても、紫式部が天気予報をしていたということではありませんで、現代の予報官もびっくりの、気象現象に対する観察眼があったというお話です。気象予報士の資格を持っている著者は、源氏物語のなかの雨や風や季節のうつろいの正確な描写を読むと、その時の気圧配置図までもが頭に浮かぶそうです。なるほど、時代とともに言葉や風俗は変わっても、気象と地形と男と女は変わらないのね。 前の記事 次の記事