12 21, 2005

哲学のなぐさめ

1 皆と群れることができない人へ(ソクラテス)
2 充分なお金を持っていない人へ(エピキュロス)
3 思うように事が運ばない人へ(セネカ)
4 自分自身を好きになれない人へ(モンテーニュ)
5 恋にやぶれてしまった人へ(ショーペンハウエル)
6 困難にぶつかっている人へ(ニーチェ)

6人の先生がそれぞれのお部屋でお待ちしています。先生方の壮絶人生のお話を聞くだけでも、参りました、と頭を下げたくなります。悩んでいる人にかけてあげる慰めの言葉のヒントもあると思います。あくまでもなぐさめであって、解決にはならないですけどね。

「人が恋に落ちるのは、自分の遺伝的な欠陥を埋め合わせてくれる要素を相手に見いだすから。それは優秀で美しい子孫を残すための人間の本能である。しかし、その相手が毎日を楽しく居心地よく共に過ごすに適しているとは限らない。」だそうです。ということはですよ。。。最良の子孫と、最良の伴侶、その両方を手に入れるのはそもそも無理ですか?ショーペンハウエル先生。

自分がコレだと思った男の子供を産んで一人で育て、晩年は気の合った男性と生活。桐島洋子のような人生が女の王道なんでしょうか。高校時代、女子の間で桐島洋子の本が流行りまして、ああいう人生スタイルで結婚せずに自活して生きていこうと誓い合いました。そして真っ先に親友たちを裏切って結婚したのは私です。当時の話が出るたび裏切りモノォーと責められます。それに、体が弱かったのでたぶん30歳までに死ぬと宣言していました。いまだに生きています。実生活は頭で考えたようには運ばないものですね。

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