立花隆によるドキュメンタリー。重い、長い、字が小さい。これを読む事で日本の近代史の真実を手で触るように生々しく感じて欲しいという前書きだけでズッシリくる。単なるおもしろい娯楽として読んで欲しくない、ここに書かれたことは今現在とつながっていることを考えて欲しいということなんだとおもう。
実を言うと上下巻とも半分ぐらいしか読んでいない。図書館の貸出期限の2週間が過ぎてしまったので。内容が強烈でぐったり疲れた。読んでから1ヶ月忘れていて、やっぱり記録しておこうと思って書き始めて1週間。毎日書いた。そしてその文章を読んでみると、やっぱり自分の言葉ではない気がして全部削除してしまった。
この本を読んだ私の正直な感想、それは「あたしはバカでよかった!」地位とか名誉とか関係なく、自分の心に従って言いたい事を言える。逆に自分自身以外のもの、天皇制とかマルクス主義とか教祖様とかの力を借りて自分を実際の自分以上のなんか意味ある存在であると錯覚したくなったらヤバイね。。。凡人には凡人の理屈がある。そして凡人=庶民の理屈は世界共通。面子や贅沢のための戦争で父親や夫や息子を戦場に送りたくないとか。