トンビの子たちは悠々飛べるようになった。時々着地が危なっかしいが。家人の観察によると、ツルンとした水銀灯に下りようとして、足を滑らせたらしい。この子たちを見ているので、羽の模様で今年生まれた若鳥を見分けられるようになった。それが海岸沿いのあちこちに結構いるんだ。
うちの子たち(!)には無事に育って欲しいとおもうが、他所の若鳥を見るとちょっと増えすぎなんじゃないかと思う。たまたま近所で繁殖し勝手に観察しているだけのそれもトンビにさえ、うちの子はかわいい、とエゴむき出しになるのに、これが人間だったらどんなだと思う。
トンビは飛べるようになったものの、まだ自分で餌を捕れない。親がテリトリーに帰ってくるたび「オナカスイタヨウ、ゴハン、ゴハン」(実際にはピューイ、ピューイ)と鳴きながら飛んで追いかけるので、親もたまったもんじゃない。まだ巣にじっとしていてくれた時の方が楽だったろうと思う。
海岸をうろついているハシボソカラスの中に、親から口移しに食べ物をもらっている若鳥を見かける。見かけは成鳥と変わりないのに、親から餌をもらっているので若鳥とわかる。
トンビの若鳥は親からもらった餌を自分の脚で押さえて自分で食べることが出来る。けど、カラスの若鳥は目の前に食べ物が落ちていても、親がそれを食べてみせても、自分で食べようとしない。親鳥にアーンと口移しで食べさせてもらう。
なんで?もうおっきいのに!ちょっとは自分で。。。カラスにつっこむのでありました。