台風が過ぎて、街路樹から実がたくさん落ちていた。自転車を止め、カメラをとり出しながら、背後に気配を感じて振り返ると、おばあさんがじっと立っていた。「ゆうべ風が吹きましたからねえ。」と話しかけると、おばあさんは
「しいのみ」
とだけ言ってくるっと背中を向け行ってしまった。
小学生の頃、学校の敷地の隣に学童施設があり「しいの実学園」という名前だった。両親が共働きで日中家に居ない子たちが、放課後を過ごす施設。私は家におばあちゃんが居てくれたので、お世話になる資格がなかったけど、両親共働きだったので、なんとなく親しい気持ちがあって、ときどき遊びに行っていた。もしも学童で6年間すごしていたら、ちょっとは違う性格になったんだろうか?こんな人見知りでなく。。。とくよくよ考える秋なのでした。
このごろ海岸で夜中までポンポコポンポコ音がする。タヌキじゃないとおもう。ジャンベかな。
窓の外はツバメがいっぱい。よい旅を。
内藤礼さんの作品を見に、横浜トリエンナーレの会場のひとつ、三渓園へ。
三渓園に行くのは難しい。電車、バス、徒歩。やっと門に着いたと思ったら、広い園内を「トリエンナーレはどこお?」とえんえん歩く。そしてたどりついた、あばらやのような小屋のような、小さな茶室をのぞくと。。。ふにょにょにょ〜〜。腰くだけるよ。たはは、内藤礼、最高!!
追記:ビデオがありました↓
ヨコハマアートチャンネル アートログ 横浜トリエンナーレ2008 三渓園