台風が過ぎて、街路樹から実がたくさん落ちていた。自転車を止め、カメラをとり出しながら、背後に気配を感じて振り返ると、おばあさんがじっと立っていた。「ゆうべ風が吹きましたからねえ。」と話しかけると、おばあさんは
「しいのみ」
とだけ言ってくるっと背中を向け行ってしまった。
小学生の頃、学校の敷地の隣に学童施設があり「しいの実学園」という名前だった。両親が共働きで日中家に居ない子たちが、放課後を過ごす施設。私は家におばあちゃんが居てくれたので、お世話になる資格がなかったけど、両親共働きだったので、なんとなく親しい気持ちがあって、ときどき遊びに行っていた。もしも学童で6年間すごしていたら、ちょっとは違う性格になったんだろうか?こんな人見知りでなく。。。とくよくよ考える秋なのでした。
このごろ海岸で夜中までポンポコポンポコ音がする。タヌキじゃないとおもう。ジャンベかな。
窓の外はツバメがいっぱい。よい旅を。