「愛される事、快楽に対して貪欲」なのは女性の特質、らしい。それはそっくりうちの猫にもあてはまる。猫のような気性を持った人は、男性にも女性にもいる。子どものころは誰でも「愛される事は死活問題」だし、ヒトの基本的な性質だけど、大人になっても愛に貪欲な事を自覚していない、またはコントロールできない人の方が生命力にあふれていて、結局長生きだったりするんだな。
女性が愛に貪欲なのに対して、男性が執着するのは権力。と著者はいうが、じゃあ、女性が権力に無関心かというと、けしてそんなことはないと思う。あの韓流ドラマだって、ラブロマンス風につくってあるけど、実は権力闘争の物語で、女性たちはそれを喜んで見ている。チャングムでも篤姫でも、男性は権力を手に入れるための道具でしかない。
この長年女性たちが巧妙に隠してきた真実を暴いた本が「できそこないの男たち」。この著者の訳による「Yの真実」も読むとわかりやすい。本を読む時間がない人には、本人がラジオに出演して著書の内容を話したものを、ポッドキャストで聞ける。
TBS RADIO 11/14(金)コラムの花道 (小西克哉 松本ともこ ストリーム)
アクセス特集・田中康夫+福岡伸一・12月8日(月) - アクセス
ベストセラーの「生物と無生物の間」のダイジェスト
TBS RADIO 12/10(水)スペシャルウィーク・賢者の花道 (小西克哉 松本ともこ ストリーム)「コラーゲンがお肌に効くというのはウソ」という衝撃の発言が。
Yahoo!ポッドキャスト - サイエンス・サイトーク - 2007年11月25日:生きているとはどういうことか
「生物と無生物の間」も「できそこないの男たち」も固い内容だけど、著書のところどころに挟まれる、同業の研究者の生き様に関するエピソードがじわ〜っと来る。
LOHAS TALKによると、福岡先生が2008年の「今年一年のロハスな本」に選んだのは「銀むつクライシス」だったそう。あたしも読みましたよー。