4 09, 2009

キリストは何を食べていたのか?

キリストは何を食べていたのか?―聖書から読む「神に近づく食生活」 (単行本)

町山さんのポッドキャストを聞いて、アメリカっておもしろい社会だなあと常々思っていて、そのネタは町山さん本人が「師と仰ぐ」という越智道雄という人の著書にあるのではないか?と勘ぐった私は、越智道雄氏の本を続けて読んでみました。秘密結社とか、WASPとか、キリスト教右派とか、CIAとか、もうたくさんというほど読みました。その中で、これは軽い。キリストと同じ時代の物を食べて健康になろうという、地中海式ダイエットの本。

巻末の解説がおもしろい。それによると、最近はキリスト教右派の勢力も、無知蒙昧な人々ではなくなりつつある。ジャンクフードで健康を害するなど、

産業主義の弊害に目覚め始めたアメリカ人の多くは、今、懸命に自分の方向修正を図りつつあります。例えば、ガソリンによる汚染と温暖化への反省から起きた「スポーツ汎用車(SUV)反対運動」に則して書かれた「イエスは普段、どんな車に乗るのか?」、あるいはスクール・シューティングなど異様な行動に走る子どもの登場に怯えて「イエスは普通、どんな子育てをするのか?」など、似たような主題の本が。。。

ここまで読んで私はブハっと吹き出したが、スミマセン、それってホント?


昨晩、NHKの爆問で歴史人口学の話を聞いていた。それによると、日本の人口は奈良時代に爆発的に増えた。旧来の狩猟採集から稲作に移行して食糧が増えたといっても、縄文時代の人口から自然に増えるには無理がある数値。ということは大陸から多くの移民が来たと考えられる。その数は、全人口の8割(って言ってなかった?)。奈良時代の日本は超移民社会。今のアメリカと、奈良時代の日本って似てない?どうだったんですか?阿修羅像にきいてみたい。

阿修羅といえば、今発売中のBRUTUSは仏像特集ですね。
BRUTUS「仏像特集」メイキング〈阿修羅像撮影編〉 (フクヘン。- 雑誌ブルータス副編集長、鈴木芳雄のブログ)

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