陣馬山〜高尾山

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今回のルート、バスを降りてから高尾山口までずっと地面に、体が小さく手足だけが細長い繊細な印象のクモがいた。踏まれないかと心配になるが、彼らはヒョイヒョイと歩いている。動きが速くて写真に撮れなかったが、帰宅してしらべるとそれはクモではなくて「モエギザトウムシ」という虫(実はダニの仲間)(宇宙人という説も)だった。小仏山地全域をカバーする膨大な数。あの山々はモエギザトウムシのものだ。

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陣馬山山頂で花の写真を撮っていた初老のオジサンたちは数人のパーティーを組んでわいわい話しながら歩いている。なかの一人が「金が欲しくて権力を手放さないんじゃないんだよ。権力を維持するのに、金がかかるんだよ。」と言っている。ここまで来てそんな話題。男性の人生って大変なのね。

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影信山から小仏峠までの下りは傾斜が急なのと、岩盤が露出した道なのとで、小石で滑りやすく、何度も転びそうになった。平塚博物館発行「身近な地学ハイキング」によると、陣馬山、影信山を含む小仏山地は、白亜紀に深海底に堆積した泥岩からなる山地で、丹沢の衝突により隆起したものだそう。

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城山の小屋は無人だった(かき氷〜泣)。店名の下に自宅の電話番号があったので、電話してイチゴ2つとか注文しようかとおもった。城山は巨大なアンテナがあり、その管理のために頂上まで車道がある。

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高尾山山頂を越えると、蝉の声が一変。カナカナカナというヒグラシの大合唱になった。yo氏によると、これは観光用のアルバイトで、変な声の蝉は撃ち落とされているという。。。というぐらい、まるでちがうのだった。

夕方5時を過ぎて1号路を下っていると、次々と若い人たちのグループが登ってくる。今頃なぜ?ははあ、ケーブル駅のビアガーデンか!結構きつい登りなのだけど、全然こたえてないようで仲間同士ゲラゲラ笑いながら歩いている。若いってすばらしい。

1号路はコンクリートの車道で、上での仕事を終えた人、飲料メーカーの納品車、いろんな車が下りてくる。離合はできない狭い道。傾斜が急なのでスイッチバックも。信号代わりに警備員さんが途中何人か居て、無線で連絡している。「おつかれさまでーす」とあいさつすると「夕立が近いので車がどんどん降りてます。お客さんもお気を付けて〜」と言われた。

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