ちょっと用事で大山下社まで。せっかくなので、自転車で行ってみることにしました。参道の清水屋さんの駐車場の奥から林道浅間山線〜阿夫利線でケーブルの大山寺駅付近まで行けそう。そこに自転車を置いて、ちょっと歩けば下社です。
5時に起き、5時半に出発。すでに朝陽が背中をカーっと差す。R134+県道61を北上。あいにく強い向かい風。平塚の平野を坦々とこぎます。
伊勢原駅手前ぐらいから、上り勾配になってきた。北風を受けながら、脚が疲れないよう軽いギヤでゆっくり。それでも大山が近づくにつれ、息が苦しくなってきた。
7時半に清水屋の駐車場に到着。すでに汗だく。ボトルを1本空けていた。谷間になっているこの沢沿いに、周りの山肌からいろんな鳥の声が。すぐそばできれいな鳥の声。見回すと、カゴのなかのソウシチョウだった。
駐車場の奥から林道浅間山線の始まり。最初の上りは急で、自転車を押して上がる。
雨上がりの路面に白やピンクの花が落ちている箇所が。白いのはエゴノキ、卯の花、ウツギ類。ピンクのはハコネウツギ。まだ車が通っていなくて、そのうえをそーっと自転車で通る。
途中で、「大山古道」と書かれた道標を見た。林道を横断する、整備されたばかりのトレイルのようだった。
ホトトギスが目の前を横切る。彼の縄張り(と彼が決めた場所)を侵犯した別のオスをやっつけるために駆けつけるところだったようだ。そして戦いは「トッキョキョカキョク」の歌合戦。
阿夫利線との分岐に来た。と言っても、そのまま直進。浅間山線の続きはゲートの向こう。
荷台に三脚を積んだ原付で、撮り鳥(トリトリ)のオジサンがすーっと近づいてきて、「あのさ、俳優の鶴見伸吾って知ってる?」と。「さあよく知りません」(知り合いじゃないし)というとふーんと去っていった。
途中でヤマドリの羽根を拾う。そばにまだ新しいブドウのようなフンが落ちていた。路面に降りているクロツグミ、ガビチョウ、キセキレイを見る。
だんだん脚がなくなってきた。わたしは意識してペダルを踏むことはありません。脚を持ち上げると自分の脚の重さでまた下がる。その繰り返しでペダルが回っています。一番軽いギヤでも回らなくなったら、下りて自転車を押します。筋力がないので、歩いた方が早かったりします。でも今日はちょっとがんばってみた。。。すぐエネルギー切れ(^^)やっぱだめだ。
ちょっと乗って、きつくなったら歩いて、を繰り返しているうち、トンネル出現。林道終点です。これをくぐらないと向こうへは行けない。照明なしの未舗装。手前に自転車を置いて歩くか、自転車で突っ切るか?こわいので突っ切ることにしました(^^; どっちがこわいかは人による)
自転車を置いて、大山寺の屋根を眺めつつ、赤い橋を渡り女坂へ。これがあなた、また階段が急で大変なのを、ゆっくり1歩1歩昇る。帰りの脚力を残しておかないといけないので無理はできない。ゴーッと音がしてケーブルが通っていった。8時50分。
下社に着いたら、社殿のてっぺんの角のような部分でキビタキがさえずっていました。
新緑がまぶしい。社務所でスタンプを押すという用事を終え(^^) 境内の端から相模平野を見渡す。風が気持ちいい。すぐ下の社殿の屋根に2羽のキセキレイ。ガビチョウの声。始発のケーブルで上ってきた人たちの声。
少し休んでまた女坂を下る。ヤブサメの声がする。ぼちぼち歩いて上る人たちとすれ違う。とってもオシャレでかわいいお嬢さんたちや、幸せ絶頂カップルを見ると力が抜けてストレッチになるね笑。下りで冷えないよう上着を着て、また林道を自転車で下ります。登りは気がつかなかったが、林道は実はけっこうな斜度だった。下りはブレーキの握力が保つか、ぎりぎり。清水屋さんに下りる手前が一番傾斜が急なのだけど、そこで突然限界が来た。ふー危ない。電動自転車ってブレーキも電動なのかな。だったらちょっと心が動く。ほしいのは登坂力よりもブレーキ力なの。
伊勢原駅に寄って、もう1つスタンプを押して本日のミッション終了。成果は後日ご報告します。時間があったら、浅間山林道にも行って、蓑毛から下り金目川沿いに帰ってみたい。欲を出すと、表丹沢林道も行ってみたい。でも事故と怪我とヒルがこわいので、少しずつ少しずつですね。帰ったらアレルギー爆発。何かの花粉を浴びてしまったみたいです。