エゾビタキ

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仕事が一段落してほっと一息、自転車をふもとに置き、急斜面を登る。シジュウカラの群れにキビタキがいるのに気がついた、双眼鏡でよく見て。。。いやちがうな、つぶらな瞳がかわいい、コサメビタキ。春と秋、旅の途中で立ち寄ってくれる。元気だった?しばしの再会。

そしてさらに見ていると、コサメビタキとは別に、胸にだんだら模様があるのがいる。ずっと見ていると、それは定期的に同じ枝を往復している。空中移動の途中で、何か虫を追ってクルクル踊るように羽ばたくことも。枝にいる虫ではなくて、飛んでる虫専門なのかな?おもしろくて、蚊の餌食になりながら、ずっと見ていた。

帰宅して図鑑で比較。エゾビタキ(別名フライキャッチャー)らしい。似ている鳥で、エゾビタキ、コサメビタキ、そしてサメビタキというのがいるそうな。コサメビタキとエゾビタキは区別できるが、サメビタキとコサメビタキの見分けはわたしには無理だな。

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この日は、新しいトレイルを開拓しようと、ふだんは通らない道を通ってみた。舗装はされているものの、めったに人が来ない感じ。驚いて飛び立った鳥の背中に白い紋付き。もうジョウビタキ?いやまだ早いよね。見間違いかな。この道は池や小川に沿っていて、キセキレイが多かった。

草が茂るトレイルをこわごわ登ったり下ったり迷ったり。蔓草のトンネルや、ススキの壁を通過。また舗装路に出たところで、出会った老夫婦が「今からあけびを撮りに行くところ」と話していた。わたしも春にアケビの花を確認した場所がある。もう実がなっているかなあ。

あちこちでモズの高鳴きの声がする。遠くにキラキラ光る海。地図を見て、道はないけれど、なんとなくつながっているのではないか?と見当をつけた道を、茂った草やクモの巣をかき分けて進んでみたが、ふいに崖になっていて、行き止まりだった。MTBなら担いで降りられたかもしれないが、一人だしハチやヘビもこわいので退散。

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3日後、もう一度コサメビタキとエゾビタキに会いたくて、彼らの猟場へ。前回みた場所には居なかったが、春に見た場所へ行ってみると、エゾビタキだけ居た。ここは小高く風が吹き抜ける場所で、蝶がいっぱい。蚊はいなくて助かる(^^;

ナガサキアゲハ、ジャコウアゲハ、ルリタテハ、あと黄色くて小さめのアゲハ。。。虫は種類が多すぎておぼえられない。虫が多いということは、鳥にとってはレストラン。バードウォッチャーが多い場所は蚊にとってのレストラン。

北側の谷から登って稜線に出たところで、頭上でハトが急発進する音がし、下面が黒いシルエットの3羽が飛んで行った。その後アオバトの声がした。南側の坂を下っていく途中で、アオバトの羽も拾った。レモン色なので、胸近辺のかな。アオゲラのドラミングの音がしていた。

シジュウカラ、メジロ、ヤマガラ、コゲラが混群になっている。エナガを探したけれど、いなかった。

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