世界一賢い鳥、カラスの科学

世界一賢い鳥、カラスの科学 [単行本] ジョン・マーズラフ (著), トニー・エンジェル (著), 東郷 えりか (翻訳)

すごいよ、カラスの脳は老化しない。歳を取っても新しいことを学習し続ける。それに、ホシガラスやカケスは、貯食をする秋になると、海馬の部分が増える。おかげでエサを隠した場所を忘れずに、冬を乗り切れるそうな。「ハチクイは、旦那が実家に入り浸り」で、コガラの海馬の細胞が毎年入れ替わるときいた以来の衝撃。年中街中に生ゴミがあって、エサに困らない日本のカラスはどうなんだろ?
海岸でおもしろいことやってるハシボソファミリー、うちのマンションの屋根にいつもいるハシブトカップル、わたしとしては勝手に親近感を感じているが、1羽1羽の見分けが付かないのがなあ。
冬に低山の山道を歩いていると、よくカラスとヒヨドリの羽根が落ちている。猛禽類に食べられることが多いんだろう。人間界ではうるさくて嫌われがちだけど、きみたちも大変だね、と思う。