茅ヶ崎産「さちのか」。近所の八百屋さんで、小粒の規格外品が安く売られていたので、2パック買ってジャムにしました。イチゴはペクチンが少ないので、水っぽくならないよう、加熱しすぎて固くならないよう、水分の加減がむずかしい。ここで火を止めるという見極めがキモです。とはわかっていてもなかなか成功しません。
できたて熱々をビンに詰めます。開封すると冷蔵庫に保存していてもカビが生えるので、できるだけ小さなビンに入れて短期間で使い切ります。
熱いうちに蓋をしてしばらくすると、中の空気が冷えて収縮し金属の蓋がペコっとへこみます。これがビンが密閉される仕組み。
ビン詰めの蓋がなかなか開かないとき、この空気を暖めて体積を増やし、蓋を中から引っ張っている力を解放しなくてはなりません。
一番やってはいけないことは、逆さまにして蓋の部分をお湯につけること。一瞬蓋は温まるけど、すぐに裏側から内容物の液体に熱を吸われて効果なし。空気もビンの底の方に移動してしまい温まらない。
ビンを上からドライヤーや蒸しタオルで温めます。熱くなった蓋に注意しつつ、ゴム手袋などをはめて回すと開けやすいです。