知らなかった虫除け薬の使い方(蚊の場合)

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代々木公園で蚊が媒介するデング熱が発生。わたしの友人のお子さんも感染して40度の熱が1週間も続いたそうです。知らない他人の話なら「大変ねえ、でも命に別状無いんでしょ」という感じでしょうが、本人はもちろん身近で看病する人にとっては、憔悴しきってその間様々なことを諦めなければならず、それが人生においてその後を決定する大事なことだった場合もあるかもしれないし、命に別状は無いと言っても一人ひとりにとっては、かなりなダメージになるでしょう。

わたしは決して感染症なんてたいしたことないとは思っていません。自分に小さい子が居たらゼッタイ蚊に刺されないようにする。でも先日のニュースでええっ?と思ったことが。。。

その該当の公園で大量の殺虫剤がまかれたらしいのですが。。。えっ!そんなことして大丈夫なの?他の虫も全滅するやん。。。そしたら虫媒花や小鳥など生態系に影響が出るんじゃないの?来年の公園は沈黙の春?

って思いませんでしたか?小学校から自然や環境について教育を受けている世代は、生態系について正しい知識があります。こどもたちは大人がやってることを見て???と思わないのかな。

大々的に対処してます風のイメージをテレビで流して、市民に安心してもらうのも大事かもしれませんが、特定の場所や蚊を不必要に怖れる必要は無く、単にメスの蚊に刺されなければいい→ヒト一人一人に虫除け薬を使えばいい、ですよね。

そこでですよ!つい最近、勘違いしていて知らなかった事実があったのです。

それは、虫除けって、服にスプレーしても効果ないってことです(蚊の場合)。肌に直接塗らなきゃだめなんだそう。しかも塗り残しがあった場合、そこを集中して狙われるそうです。耳なし芳一みたいに。

そして、スプレー式ではちゃんと塗れたか確認しにくいし、薬を自分が吸ってしまうこともあるので、ジェルやリキッドなど塗布するタイプがいいそうです。

都会の公園やフェスの会場など、ヒトが集まる野外では殺虫剤をまくより、虫除け薬の小さなパックを配った方がいいと思うな。

あと、服で肌を露出させないようにする場合、服が肌に密着していると、かなり厚い生地(デニムなど)でないと服の上から刺されるそうです。生地の厚さより、ゆったりして肌と服の間に隙間がある方が効果的とのこと。

わたしは野外に行くようになってからは、夏でも長袖&手袋ですが、これからは服が肌に密着する場所、肩とかに虫除けを塗っておこうと思います。

***以上は蚊の場合であってハチなどはまた別の対処方法があります。

2014年09月08日(月)「デング熱と蚊の生態」(探究モード) - 荻上チキ・Session-22