ヤマガラ

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樹の下に立ってメジロの群れを見上げていると、1羽が目の前の地面に下りてきました。よく見るとヤマガラです。枯れ葉の間から、小鳥が運ぶにしては大きい実をくわえて飛んで行きました。何の実だろう?樹を下から見上げてもよくわかりません。

帰りにまたその道を通ると、地面にさっきの実らしきものが、割れた状態でいくつか落ちていました。帰って調べよう。ポケットに入れて持ち帰りました。

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青くてやわらかく、縦に太い繊維が見られます。実のお尻の方に割れ目があって、触るとネバネバし、柑橘系のような強い匂いがします。イヌビワという札がついた樹があったな。。。これってまさに枇杷っぽいけど。

ヤマガラと一緒に、シジュウカラ、ヒヨドリの声もしましたが、彼らも食べていたのか、ヤマガラだけが食べていたのかはわかりません。

ヤマガラはこの実の外側の果肉には用がないようです。種だけ?イヌビワを検索すると、イヌビワには共生する虫がいるそうです。その虫が目当てだったのかな?

初秋の実のなる草

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ヤブラン
ヤブランの花の細部をよく見たことなかったな、今度見てみよう。

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ウラシマソウ
マムシグサと似ています。最近読んだ「栽培植物と農耕の起源」によると、マムシグサは食用植物で、今でも御蔵島や八丈島では餅のようにして食べられているそう。食用部分は実ではなく、球根。そのままでは毒があるので、水を替えながら煮て下処理をするそうです。

ウラシマソウとミミガタテンナンショウとマムシグサはとっても似ています。大磯の髙麗山と葉山の二子山周辺では、ウラシマソウしか見たことがありません。去年鍋割山に登る際通った西山林道ではミミガタテンナンショウだけでした。数年前大山山頂から少し下ったところでマムシグサを見たことがあります。標高によって違うのでしょうか?機会があったら調べてみたいです。

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ヤブミョウガ
葉っぱがミョウガと似ているだけで、全然別の種類です。