ヒヨドリが渡るポイントにはゴルフ場と、ゴルフ練習場があります。その高いネットの上に、去年の冬からハヤブサのオス、メス1羽ずつが居て一緒に行動しています。
今年の早春に交尾をしているのを2度目撃したのでペアなのではないかと思います。営巣・繁殖は確認できませんでした。繁殖シーズン中は見られず、夏頃からまた姿を現すようになりました。今いるハヤブサが、交尾をしていた2羽と同一個体かどうかはわかりません。
アオバトとヒヨドリを観察していた9月と10月、決まった時刻になると決まった場所に現れました。わたしがヒヨドリの渡りが始まったのに気がついたのは、ハヤブサが追いかけているのを見たからです。
ハヤブサは意図して獲物をネットの方へ追い、狩りをしています(例:2014/10/16)。2羽で一緒に追っていますが、どうも体の大きなメスの方が主導して、オスはついていくだけ。獲物を仕留めるとメスが先に食べて、オスは残りをもらうという感じです。メスがお腹がすいてないときでも、オスのために狩りをしているのか?と思う場面もありました(2014/10/20)。2羽が争う姿は一度も見たことがありません。
ヒヨドリの観察中にハヤブサが獲物をとったのを目撃したのは6回、
ヒヨドリ3
キジバト2
ドバト1
でした。
個体数は圧倒的にヒヨドリが多いのに、狩りの成功率は低い。
ここら辺のドバトは飼われていたり定期的にエサをもらったりして太って油断だらけなのですが、キジバトより少ない(観察の絶対数が少ないですけど)やはり群れで行動しているからかなあと思います。
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2014/09/30 06:58
ネットポストの上で何かを食べていました。後でむしって落ちた羽を確認するとヒヨドリでした。
2014/09/30 07:39
2羽並んでいます。大きさからさっきヒヨドリを食べていたのはオスのほうかな?
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2014/10/01 07:08
橋脚で何か食べていました。これも後で散った羽を確認するとドバトでした。
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2014/10/08 06:52
ゴルフ練習場の打席で何かを拾おうと必死な2羽。営業開始時刻がせまり清掃スタッフが近づいてきます。なんとか持ち上げてどこかへ運んで行きました。散乱した羽からキジバトだったとわかりました。空中で捕獲するのは得意でも下に落ちているものを拾うのは苦手なのか?(だからヒヨドリは水面スレスレを飛ぶのですよね)ハトぐらいの重さのものを運ぶのは大変なようです。両足でしっかり持って、飛び立つ時も「えいやっ」という感じでした。
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2014/10/10 08:02
川を渡りきったヒヨドリの群れが砂防林の方へ道路を渡る手前のネットポスト上で。落ちた羽からヒヨドリとわかりました。
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2014/10/15 06:50
キッキッキッという声がして、見るとハヤブサのオスがチョウゲンボウと争っていました。この近くの草地をなわばりにしている若いチョウゲンボウにからかわれて逆上したようです。メスはいつも落ち着いていてカラスの挑発に乗ることもありませんが、オスはしょっちゅうハシボソガラスたちを蹴散らして無駄にエネルギーを使っています。このときもチョウゲンボウをネットに追い詰めて一撃、羽が飛び散りました。
06:54
メスが橋の下で何かを捕まえました。片脚で持って、一度水に浸けて橋脚へ。オスはついていきます。メスがそれを食べている間、オスはそばでじっと見ていました。メスはオスを追い払いはしないけど、落ち着かないと獲物を持って場所を移動。しばらくすると、メスはどこかへ行き、オスは残り物を食べていました。後ろに、ここで常駐しているハシボソガラス40羽とトビ3羽がその残り物をもらおうと待っていました。
そのときは獲物が何かわかりませんでしたが、翌日常連を点呼したところ(イソヒヨドリ、イソシギ、カワセミ、ハクセキレイなど)欠員が認められなかったので、残るのはヒヨドリとしました。台風で中洲の一部が流され、羽の回収に行けなくなりました。
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2014/10/20 07:02
ハヤブサがキジバトを追っていました。メスが獲っては逃し獲っては逃し。あまりやる気なさそうです。キジバトは逃げて水面に落ち、浮かんでいるが飛び立てず、ハヤブサもなかなか拾えず。やっと拾って仕留めると、先にオスが食べ、メスはそばに居て、近づこうとするハシボソガラスたち(40羽)ににらみをきかせていました。